【医師監修】赤ちゃんはいつから温泉に入れる?入るときのコツ、必要なものや注意点

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師松井 潔 先生
小児科 | 神奈川県立こども医療センター 産婦人科

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、同産婦人科にて非常勤。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。

赤ちゃん温泉 イメージ

 

赤ちゃんと一緒に温泉に行きたいけれど、赤ちゃんは大人よりもさまざまな面で未熟なので、赤ちゃんの体に問題が出ないか心配だという方もいるのではないでしょうか。そのような不安を解消させておくと、赤ちゃんと一緒に温泉を楽しめるようになると思います。今回は、赤ちゃんはいつから温泉に入れるのか、入れるときのコツや注意点などについて解説します。

 

 

赤ちゃんはいつから温泉に入れるか

赤ちゃんは、生後1カ月までは沐浴で、それ以降は大人と一緒にお風呂に入ることができます。

 

温泉などの大衆浴場にいつから入れるかということについては、明確な決まりがありません。生後1カ月以降であれば問題ないとされています。

 

 

温泉に行くときに気をつけること

■赤ちゃんの体調

温泉に行く際には、赤ちゃんの体調が良いかどうか確認しましょう。普段とは異なる環境で過ごすことでストレスが溜まるので、発熱していなくても元気がなかったり不機嫌であったりする場合は、日を改めたほうが良いかもしれません。

 

■温泉のお湯の温度

行く予定の温泉が、赤ちゃんも入浴が可能か、お湯の温度が高すぎないか確認しておきましょう。40℃以下の少しぬるめの温度が望ましいです。

 

■泉質

温泉の泉質も事前に確認しておきましょう。角質を柔らかくすることで肌が滑らかになるというアルカリ性の温泉は、美容を意識している方に人気の温泉です。

 

しかし、アルカリ性の強い温泉は、肌の水分の蒸発を防ぐ必要な皮脂まで落としてしまい、肌を乾燥させてしまう場合があります。赤ちゃんは大人と比べて肌が弱いので、このような温泉に入ることで肌トラブルが起きる可能性があるのです。反対に、酸性の温泉は高い殺菌力があり、水虫などに効果があると言われていますが、肌の常在菌のバランスを崩すことで肌トラブルを起こすことがあります。

 

おすすめは、誰でも安心して入れるというアルカリ性単純温泉です。酸性度を示すpHが8.5以上かつ温泉水1kg中に溶け込んでいる物質の量が1,000mg未満、湧き出たときの温度が25℃以上の温泉を指します。

 

■温泉の状態

レジオネラ菌は温水で増殖するため、24時間風呂や循環式の温泉では注意が必要です。湯量が多く、お湯が常に捨てられていくような状況であれば、レジオネラ感染になりにくいようです。レジオネラ感染は老人や基礎疾患がある成人に多く、小児では報告が少ないようですが、感染を疑わないと診断ができません。

 

感染すると、肺炎をきたします。抗菌薬として抗菌薬としてエリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン、キノロン系抗菌薬が有効です。ポンティアック熱(ミシガン州ポンティアックで最初に報告された)は発熱、筋痛などインフルエンザに似た症状がありますが、予後は良好です。

 

■家族風呂の有無

赤ちゃんでも入れる条件を満たした温泉を見つけたら、家族風呂があるか確認しましょう。家族風呂は男女問わず家族一緒に入れる個室の浴場で、ゆっくりと気がねなく赤ちゃんの体を洗ってあげることができます。

 

また、家族風呂であれば、パパとママ揃って入れるので、協力しながら赤ちゃんをバスタオルにくるむことができます。赤ちゃんと一緒に快適に温泉を楽しむためにも、家族風呂を利用しましょう。

 

 

温泉に入る際のコツ・必要なもの

■赤ちゃんを温泉に入れる際のコツ

赤ちゃんを急に温泉に浸からせると、熱くて驚いてしまうので、必ず少しぬるめの湯をかけて少しずつ慣らしてあげましょう。

 

温泉に浸かる際には、赤ちゃんを抱っこしたままゆっくりと浸かり、赤ちゃんの反応を見てください。できるだけ短時間で上がることをおすすめします。あとはいつもどおりに赤ちゃんの体や頭を洗ってあげましょう。

 

■温泉に入れる際に必要なもの

温泉旅行に行く際には、ものによっては、出先で調達できない場合があるので注意が必要です。入浴に必要なものは次のとおりです。

 

・スナップボタン式のバスタオル
・オムツ
・肌着
・赤ちゃん用のボディーソープ
・ガーゼタオル(体を洗う用のもの)
・スキンケア用品

 

自宅でお風呂に入れる際には、事前に座布団の上にバスタオルを敷いておき、湯上げをした後に赤ちゃんを寝かせるようにしますが、宿泊施設によっては赤ちゃん用のベッドが準備されているところもありますので事前に調べて活用しましょう。

 

 

温泉に入るときの注意点

温泉の浴場の床は滑りやすいので、転ばないよう注意しましょう。温泉の底が濁っており、段差に気づけずに転んでしまうケースがあります。あまり奥のほうへと行かず、すぐに上がれるところで浸かると良いでしょう。

 

入浴後は、赤ちゃんを涼しいところに連れていき、脱水にならないように母乳やミルクを与えてください。

 

 

まとめ

赤ちゃんは、生後1カ月以降から温泉に入ることができます。赤ちゃんは肌が弱いので、40℃以下のアルカリ性単純温泉に行くことをおすすめします。入浴中は、滑って転倒することや、温泉の中で赤ちゃんが排尿・排便をしてしまうことなど、いくつか心配な点がありますので、しっかりと対策をして赤ちゃんと一緒に温泉を楽しみましょう。

 

 

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