上の子ばかり叱ってしまいます
先月2人目を出産しました。上の子はもうすぐ4歳になります。子どもが増えた分、愛情も2倍になるかと思ったら、赤ちゃんが想像以上にやたらかわいく、上の子の分が下の子に移動してしまったような……。下の子が生まれてから長男がやたら大人に(大きく)感じ、今まで以上に強く叱りつけたり突き放したりしてしまいます。今までを振りかえっても、大切な3歳までの時期を随分感情的に怒り過ぎたなと、後悔の念で時々たまらなくなります。もちろんとてもかわいいのですが……。やはり3歳までの時期は、その後の成長に影響するのものなのでしょうか? 今がこのような状態なので、先行き不安で一杯ですが、もっと長男に寛大に接し、今からでも子育てをやり直せたらと思っています。
下の子が生まれると、上の子への愛情が欠けたように思うのはよくあることですので、罪悪感を感じる必要はありません。大事なのは、下のお子さんが寝たときなどに、上のお子さんと2人きりで過ごせる時間をつくること。幼稚園であったことをじっくり聞いてあげたり、お子さんがしたい遊びにとことん付き合ってあげることで、「自分は愛されている」ということを実感することができます。また、4歳という年齢であれば、ママが赤ちゃんの世話で手が離せないということも理解できているはずです。「今おむつ替えしているから、終わったらやってあげるね」などと言えば納得しますし、忙しいママを助けてあげようという気持ちも生まれてくるものです。そして、このときお手伝いしてくれたなら、心をこめて「ありがとう」と言ってあげると、本人の自信にもなるでしょう。また、3歳までの時期にきつく叱り過ぎたかも、愛情が足りなかったかも、と後悔される方も多いですが、これから接し方を見直していっても十分間に合います。後ろは振り返らず、これからの子育てを考えましょう。これからも、成長過程でさまざまな扱いにくい行動を引き起こしていきますが、「健康な証拠」と寛大に受け止め、成長を喜べる心のゆとりをもっていくことが大切です。