感染症が気になり、神経質になりすぎて普通の生活ができません
神経質になりすぎて普通の生活ができません。乳児の後天性トキソプラズマやリステリア菌です。生後4カ月の息子がいます。順調になんの問題もなく育っていますが、万が一感染して、重症化しないか心配です。例えば、冷蔵庫ひとつとっても、ドアの開閉だけでも触ったら手を洗わないと抱っこできません。料理中、知らないうちに服に肉のドリップ(生の汁)がついて、そのまま子どもを抱っこすると誤って舐めてしまって感染しないかとか、チーズを触った手で子どもに触ってしまって菌が付着したり舐めたりしないかなど、どこまでも気になってしまい、着替えないと落ち着きません。どこまで注意すればいいのでしょうか?
私も気になることがあるといろいろ調べてしまうので、ご質問のお母さんの気持ちわかります。トキソプラズマ感染症もリステリア感染症も稀な病気ではありますが、ネットや本で調べると不安になってしまいますね。トキソプラズマは妊娠中に感染すると胎児に影響を与えます(先天性)。猫がよく悪者にされますが、外で飼っている猫や野良猫がリスクが高いようで、むしろ妊娠中に生肉を食べることを避けることが大切なようです。後天性トキソプラズマ感染症はリンパ節腫脹をきたすことがあります。症状がほとんど出ないこともあるようです。リステリア菌感染症は妊婦、新生児、高齢者、免疫の低下している方が感染しやすいとされていますが、健康な小児でも感染することが稀にあるようです。通常は胃酸で殺菌されますが、菌の量が多いと問題になり、チーズ等は賞味期限を気にしたほうがよさそうです。感染のことが気になり日常生活に影響するぐらい心配なときは「標準的予防策」をおすすめします。お肉を触ったあとはせっけんで使って手洗いするだけです。他の感染症の予防にもなるのでお得です。