前回の出産で頸管裂傷を経験し、次の妊娠が不安です

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妊娠・出産のQ&A

前回の出産で頸管裂傷を経験し、次の妊娠が不安です

1人目を出産し、1年が過ぎました。そろそろ2人目の妊娠を希望しているのですが、1人目の出産時に頸管裂傷と弛緩出血によって輸血をおこない、造影剤を使用してカテーテルで止血をしました。出血量は5,200mlでした。子どもは巨大児でもなく、出産前の私の身体にも特に問題はありませんでした。手術後の症状は重症貧血のみで、1カ月健診時には「子宮の回復は良好」と言われました。
2人目を妊娠する前に念のため産婦人科を受診して、次の妊娠時の注意点を聞いておいた方がいいのでしょうか?

 

分娩終了後に子宮筋の収縮が良好でない症状を「子宮弛緩」と呼び、この子宮弛緩によって子宮剥離面の血管が収縮しないために、大出血が生じるものを「弛緩出血症」と呼びます。子宮弛緩は全分娩の約5%の頻度で生じ、なかでも1,000ml以上の出血を起こす弛緩出血症は1%程度です。微弱陣痛、遷延分娩、短時間分娩、急速遂娩症(吸引・鉗子分娩)施行時などで多く見られます。

一方、頸管裂傷は子宮口から子宮下端に及ぶ裂傷で、初産時に発生する頻度は1~2%と言われています。吸引・鉗子分娩などで頸管が急に伸展したときや、巨大児のため過度に頸管が伸展したときなどに起こりやすく、太い動脈血管が切れると急速に大出血が生じます。

ご質問の症状の原因が不明だった場合には、次回の妊娠に際して予防や注意のしようがないのではないかと思います。しかし、対策としては次の分娩場所を総合病院にすることをおすすめします。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三鷹レディースクリニック院長
天神 尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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