妊娠中のむくみ(浮腫)

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下肢

 

症状

むくみは細胞と細胞の間の水分が、異常に増加した状態を言い、正しくは浮腫(ふしゅ)と呼びます。手足の皮膚を押したときになかなか戻らなければ、むくんでいる証拠。普段履いている靴がきつく感じたり、靴下のゴム跡がなかなか消えないなどもむくみの兆候です。むくみにより手足にしびれを感じることもあります。また、妊娠高血圧症候群の前兆としてあらわれることもあるので妊婦健診でも診ます。

 

 

原因

妊娠中は黄体ホルモンが増えるため、体内に水分が貯留する傾向があります。また妊娠後期になると、子宮が大きくなることで下半身が圧迫され、血流が滞り、足がむくむことがあります。塩分の摂り過ぎがむくみにつながることも多いので、気をつけましょう。軽いむくみや、体重増加がない場合のむくみは生理的なものと考えてもいいですが、強いむくみに体重増加が伴う場合は、体の水分バランスが崩れてきている可能性があります。血圧を測ったり、食事に気をつけて早めに受診しましょう。

 

 

予防と対処法

 

塩分の摂り過ぎに注意

塩分の摂り過ぎはむくみの原因になります。塩の代わりに、酢やレモン汁、香辛料などを使い、じょうずに減塩をしましょう。

 

 

 

カリウムを摂取しましょう

むくみが気になりだしたら食事を見直しましょう。ミネラル不足はむくみの原因になります。カリウムは、体内の余分な塩分を尿として出してくれるので、むくみ解消に役立ってくれます。白米を玄米に代えたり、納豆やわかめなどの海藻類を摂取するのが効果的です。

 

 

 

足を高くして寝る

特に足のむくみが気になる場合には、寝るときや横になるときに足を少し高くすることも効果的。また、お風呂につかったり、簡単なストレッチで血行をよくすることもむくみの解消につながります。

 

(監修/池谷美樹先生)

監修者

医師 池谷 美樹 先生

産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長


岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。


経歴

■主な経歴

平成6年 岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務

平成14年 東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、

平成20年 博士号取得

平成21年 国立成育医療研究センター周産期診療部勤務

平成24年 日本赤十字社医療センター産婦人科勤務

平成28年4月 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長


2016/01/09


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