妊娠中の便秘・痔について【原因と予防】

この記事の監修者

医師池谷 美樹 先生
産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長

岐阜大学卒業、日本赤十字社医療センターで初期研修後、同センター常勤医師として勤務、東京慈恵医科大学産婦人科講座入局、博士号取得、国立成育医療研究センター周産期診療部勤務、日本赤十字社医療センター産婦人科勤務を経て、現在は横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長。

 

症状

便秘とは排便がスムーズにおこなわれない状態のことをいいます。また、排便があっても硬くてコロコロした便だったり、排便後にまだ出し切っていない不快感があったりする場合も便秘と言えます。1日1回、バナナ2本分くらいの排便があるのが理想的です。

 

 

原因

妊娠中はホルモンの影響で腸の動きが悪くなったり、子宮が大きくなって腸を圧迫したりする影響で便秘になりやすくなります。便からの水分の吸収が増えて、便が硬く小さくなることから、便意をもよおしづらくなることも。また、便秘で硬くなった便を排泄したり、子宮が肛門付近の静脈を圧迫したりすることで痔になることもあります。

 

 

解消法

 

水分をこまめにとる

朝起きたらコップ1杯の水を飲みましょう。1日1リットル以上を目安に水分を摂るといいでしょう。一度にたくさん飲むのではなく、こまめに摂ることがポイントです。

 

 

食物繊維を摂取する

食物繊維は、大きく水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられます。水溶性食物繊維は、腸内環境を整えるのに役立ち、昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いも、大麦、オーツ麦などに含まれています。不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。穀類、野菜、豆類、きのこ類、果実などに多く含まれています。

 

 

乳酸菌を摂取する

整腸作用のあるヨーグルトは、腸内環境を整え、腸の働きを活発にします。良質のたんぱく質を含むので妊娠中におすすめの食材です。

 

(監修/池谷美樹先生)

 

 

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