一度開いた子宮口は閉じないのでしょうか?

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妊娠・出産のQ&A

一度開いた子宮口は閉じないのでしょうか?

現在、妊娠30週5日の初妊婦です。最近の健診で指による内診を受けた際、「中が柔らかくて、子宮口も少し開いてるね」と言われました。子宮口付近に炎症が起きているとのことで、とりあえずおなかの張り止めを1週間分と、炎症を抑える抗生物質を4日分処方されました。
それからここ数日は、腟内の洗浄の処置を受けに通院しています。先生は、「炎症が治まれば、子宮口の縫縮手術をする」というようなことをおっしゃっていましたが、手術はなるべくしたくありません。分娩時のリスクも高くなるでしょうし、手術が原因で子宮内部への感染などもあるのではないかと心配しています。
一度、少しでも開いてしまった子宮口は、安静にしていてもそこから閉じることはないのでしょうか? 薬の使用と無理のない生活を心がけることで、手術を避けることはできないでしょうか? ちなみに、子宮口は3cm開いているそうです。

 

まず、子宮口の開大には感染だけが原因となるわけではなく、子宮頸管無力症なども関係します。この方の場合、子宮口付近に炎症が見られ、絨毛膜羊膜炎を起こしているようですが、流早産の原因となるほとんどの絨毛膜羊膜炎は、膣内や子宮頸管内の病原微生物が上行性に感染した結果だと言われています。この状態は子宮頸管熟化、破水、子宮収縮につながりやすく、さらに進むと子宮口が開大し、早産へと進みます。
この治療には子宮収縮抑制剤の投与の他に、膣内洗浄と膣内への抗生物質の投与、また抗生物質の経口投与が必要になります。お腹の張りが強く、子宮口が開大しているだけなら改善する可能性もありますが、炎症が主原因の場合、自然に子宮口が閉鎖するのはなかなか難しいです。
子宮頸管縫縮手術では1~7.7%に感染のリスクがありますが、この手術を受けると通常の妊娠生活が送れるようになります。また、この手術によって分娩のリスクが高くなることはありません。
現在妊娠30週を過ぎており、周産期管理が整備されている病院なら、手術をしなくても大丈夫だと思います。ただし、妊娠34~35週くらいまでは、入院、安静の管理が必要となります。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三鷹レディースクリニック院長
天神 尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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