夫の先天性心疾患が遺伝する可能性はありますか?

夫には、先天性心室中隔欠損症があります。軽度であるため、手術もしていませんし、年1回、心臓の超音波検査を受けるだけの治療で済んでいます。
現在、妊娠中ですが、子どもに夫の先天性心疾患が遺伝しないかと心配です。遺伝する確率はどのくらいなのでしょうか? また、遺伝した場合、どんなことに注意するべきでしょうか?
 

心臓やその周りの血管の構造が、生まれつき異常なものを「先天性心疾患」と言います。心臓は妊娠3~8週にできあがり、その発生の危険因子に敏感な時期は妊娠3~6週と言われています。
発生異常は原因不明なことが多いですが、臓器の分化に必要な形成因子が遺伝的に不十分であることや、さらにそれにウイルス感染、薬剤、タバコ、アルコール、糖尿病などの環境因子が加わって起こる場合もあります。
発生率は、約100人に1人とされていますが、原因として遺伝的因子が13%、環境因子が2%、残り85%が原因不明と言われています。両親のどちらかに先天性心疾患があれば、その発生率は2~3倍に増えます。また、先天性心疾患のなかでは、先天性心室中隔欠損症(左右の心室を隔てている壁に穴が空く病気)が60%を占めます。また、第一子が先天性心疾患の場合、第2子の確率も少々増加します。
お子さんへの遺伝は、出生前診断(超音波検査)によってある程度は分かります。また、出生後は小児循環器科でフォローすることになります。

質問に対する答えは、あくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

天神尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

ベビーカレンダー監修者はこちら

あなたも質問してみませんか?

ご投稿いただいた質問に、頼れる専門家が回答いたします。気になる悩みや疑問をお寄せください。

ログイン

メールアドレス

パスワード

新規ユーザー登録(無料)