【医師監修】エストロゲンとは?妊娠中の働き、効果、分泌を増やす方法

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師福岡 正恒 先生
産婦人科 | 産婦人科医

京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医、京都大学医学博士。

エストロゲン イメージ

 

 

女性のライフサイクルに大きくかかわる女性ホルモンのなかに、「エストロゲン」があります。今回は、エストロゲンについてくわしく解説します。

 

 

エストロゲンとは

エストロゲンは女性ホルモンの1つで、卵巣の中にある卵胞から分泌されており、卵胞ホルモンとも呼ばれています。思春期の体の成長や月経、妊娠、更年期障害などに関わりがあります。

 

エストロゲンは、思春期の第二次性徴の発現に作用し、正常な生理周期において生理が終わったころから増え始め、排卵の直前にピークとなります。子宮の内膜を厚くする作用があり、受精卵が着床しやすいように整えています。そのほか、善玉コレステロールを増やすと共に悪玉コレステロールを減らしたり、動脈硬化を防いだりして、脂質異常症(高脂血症)や心筋梗塞などの病気を防ぐ働きもします。


妊娠すると、エストロゲンは胎盤で作られるようになり、妊娠を維持したり、乳汁分泌の準備をしたりします。また妊娠後期には子宮頸管を柔らかくし、出産の準備に向けての働きもします。

 

 

エストロゲン低下の原因と低下によって現れる症状

エストロゲンは脳の視床下部・下垂体からの命令によって産生・分泌されます。

 

ストレスなどにより脳の視床下部・下垂体の機能が低下したり、加齢によって卵胞の発育が悪くなると、エストロゲンの分泌が低下します。特に生殖年齢の女性の場合は、無月経の原因となるようなストレスや、過度の体重減少(ダイエットも含め)などはエストロゲンの分泌を下げてしまう要素となります。


また、エストロゲンは卵巣以外に脂肪組織でも作られるので、年齢を問わず皮下脂肪の多い人のほうがエストロゲンはより多く産生されていると言えます。そのため、運動などによる過度の体脂肪率の低下は、エストロゲンの産生を低下させる要因となります。

 

エストロゲンが低下すると、以下のようなさまざまな症状が現れます。
・生理不順
・脂質異常症(高脂血症)
・動脈硬化・虚血性心疾患
・骨粗しょう症
・ニキビ
・しわ   など

 

特に更年期以降はエストロゲンの分泌が低下するため、脂質異常症や動脈硬化、骨粗しょう症などのリスクが高まります。また、のぼせやほてり、発汗などの自律神経失調症状や憂うつ感やめまいなどの精神神経症状などがあらわれる更年期症状をきたす可能性もあります。

 

 

エストロゲンを増やす方法

更年期障害や卵巣摘出後の治療としてエストロゲンを補充する方法がありますが、今のところ、エストロゲンを増やす方法というのは明確になっていません。


エストロゲン自体を増やすことよりも、「エストロゲン様作用物質(エストロゲンの受容体に作用して、エストロゲンと同じような効果を発揮する物質)」を摂取することで、「エストロゲンが増えたような」効果が期待できます。エストロゲン様作用物質は、大豆などに含まれるイソフラボンやブドウの種子に含まれるプロアントシアニジンなどのポリフェノールが代表的です。


参考:

産婦人科の実際 臨時増刊号 「女性ヘルスケア集中講義!」2015 Vol.64(11) p.1659-1665
「女性医療におけるポリフェノールの魅力:女性のアンチエイジングは可能か?」
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科女性健康医学講座 寺内公一(てらうちまさかず

 

 

まとめ

エストロゲンは、生理や妊娠、更年期までとさまざまな年代の女性が関わりのあるホルモンとなります。月経不順や更年期症状など気になる症状がある方は、一度産婦人科で相談してみると良いでしょう。

 

 

 

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◆体外受精・排卵日・生理周期・基礎体温に関連するQ&A

 

◆基礎体温に関する体験談

第二子がなかなか授からず、基礎体温を毎日つけていました。3年間ほどつけました。私の場合、寝起きの5分間で測ったのですが、上の子が夜中にちょくちょく起きていたせいか、結構グダグダな感じの二相になっていました。それでも一応自分なりにタイミング法を試していたのですが、奇しくも、自分では「唯一スルーしてしまった」と思っていた排卵のときに子どもができました。

ぽぽ さん

約2年前結婚するって2人の間で決めてから子どもが欲しいと強く思うようになりました。以前友だちに基礎体温を測っていくといいと教えてもらってずっと計測していました。

 

そんななか膀胱炎になり、生理がなかったり夕食後になると不調でした。思い切って産婦人科に行ったら妊娠3カ月でびっくりでした。今ではいつもいつも怒ってばかりですが、元気でいてくれる1歳の娘のママです。

なみな さん

自分の基礎体温の周期を知りたいと思って、結婚を機に軽い気持ちで毎朝測り始めたのですが、これがなかなか記録するのが面倒で、時間もなかったりで、挫折してしまいました。そして、ドラッグストアで見つけた自動的に毎朝の体温を記録してグラフにしてくれる婦人体温計を買いました。これはおすすめ! 朝、寝ぼけまなこで体温を測ればいいだけで、自動的に記録してくれるので、ずぼらな私の強い味方でした。

あっちママ さん

結婚前からつけていました。習慣になればなんてことありません。結婚後も続き、体温表を持って婦人科に行って排卵しているか相談したりもしました。独身時代は看護師の友人にも見てもらったこともあります。基礎体温を計っていたので、妊娠を知るのも早くて助かりました。

瑠璃 さん

結婚して3年目になり、そろそろ計画的に子どもを……と思って、基礎体温をつけだしました。はじめの数カ月は水銀体温計で、自分でグラフに記入していたのですが、それもだんだん続かなくなり、苦痛に思えてきたので、基礎体温を記憶してくれるデジタル体温計を使い始めました。そのおかげで少しでも精神的負担がなくなったように思いました。みなさんも自分にあった無理のない方法でされるといいと思います。

ゆうこ さん

私が基礎体温を測りだしたのは結婚1年目でした。産婦人科で進められ、毎朝かかさずチェックしていました。私の場合、高温期がまったくというほどなく、ホルモン剤の飲み薬と注射でバランスをとることになりました。薬を飲むことで高温期がありましたが、なんだかダラダラとはっきりしない基礎体温……。黄体ホルモンのくずれが原因とわかり、毎日薬を飲んでいましたが、4年間続けて嫌気がさし、夫の進めで病院を変えて気持ちを切り替えてみることにしました。

 

隣の県に不妊治療専門の病院があると知り、早速受診。先生に「基礎体温も薬もやめてください」と言われ唖然……。当時はすごく痩せていたので、基礎体温が乱れるのは当然と言われました。次の日から測るのをやめましたが、4年間の癖がとれず、毎朝寝起きに枕元をゴソゴソ……。しっかりと食事をとり、体重を平均にするまでに1年かかりましたが、その後妊娠。現在は健康のために基礎体温を計っていますが、健康体のおかげか、バランスがとれた基礎体温になりました。健康的な体重って大切なことだと思います。

ミラゴスタ さん

毎日つけるのは正直大変だし、起床時間がばらばらな私はどうしても正確な基礎体温を記入していくことができませんでした。絶対同じ時間に!というのは難しかったですが、「体温を測ることに慣れる」を目標に続けていきました。朝3時に起きなければいけなかったりで、3時間ぐらいの誤差で測っていましたが、排卵周期はだんだんとつかめるようになりました。

inori  さん

基礎体温をつけようと何度も試みましたが、手書き入力が長続きせず、途中であきらめていました。でも、自動的に記録してくれる基礎体温計を買ってからは、なんとか続けることができました。パソコンに出力できるような便利なものもあるみたいですね。

むっちりーな さん

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