エストロゲンとは?働き、効果、分泌を増やす方法や減少したときのリスクについて

エストロゲン イメージ

 

女性の体に深い関わりがある女性ホルモンとして「エストロゲン」があります。エストロゲンは、生理や妊娠、更年期障害など女性の一生に関わっています。今回は、エストロゲンの働きや減少すると起こる症状、エストロゲンを増やす方法を詳しくご紹介します。

 

 

エストロゲンとは

エストロゲンは、女性ホルモンの一つで、卵巣の中にある卵胞から分泌されており、卵胞ホルモンとも呼ばれています。思春期の体の成長や月経、妊娠、更年期障害などに関わりがあります。

 

また、もう一つの女性ホルモンとして、プロゲステロンがあります。プロゲステロンは、排卵後にできる黄体から分泌されており、黄体ホルモンとも呼ばれています。

 

 

 

生理・妊娠の時のエストロゲンの作用・働きは?

エストロゲンは、生理が終わった頃から増え始め、排卵の直前にピークとなります。子宮の内膜を厚くする作用があり、受精卵が着床しやすいように整えています。

 

妊娠すると血液の中のエストロゲンの濃度は増えていき、子宮の筋肉を大きくさせたり乳腺を発育させる作用があります。また、妊娠後期になると子宮頸管を軟らかくします。そして出産して、胎盤が出るとエストロゲンの量は激減し、乳汁の分泌が始まります。

 

そのほかに妊娠・出産以外の働きでは、弾力のある肌を作るために必要なコラーゲンや、肌のハリやツヤに関わるヒアルロン酸の生産を促す働きもあります。また、女性としての魅力を引き出す作用のほかに、さまざまな病気や症状の改善・予防効果も期待できます。動脈硬化を防ぐことで、心筋梗塞や脳梗塞など生命に関わる病気のリスクを下げたり、善玉コレステロールを増やすと共に悪玉コレステロールを減らし、高脂血症を防いだりするともいわれています。

 

 

 

エストロゲン低下で起こるリスクと症状

エストロゲンが低下すると、生理不順や自律神経失調症、月経前症候群(PMS)などさまざまな症状が現れます。

 

●生理不順
エストロゲンとプロゲステロンの分泌が少ないと、月経開始から2日以内に月経が終わり、月経血も少ない「過少・過短月経」になる可能性があります。また、エストロゲンの分泌が少ないことで卵胞が十分に育たないまま排卵してしまい、生理周期が24日以内になる「頻発月経」も起こる恐れがあります。

 

●月経前症候群(PMS)
排卵後に減少するエストロゲンとプロゲステロンの影響で、心身にさまざまな不快症状が現れます。これを月経前症候群といいます。身体的な症状には、頭痛や肩こり、腰痛など、精神的な症状には集中力の低下やイライラ、気分の落ち込みなどがあります。

 

●自律神経失調症
女性ホルモンを分泌するよう指令を出す脳の視床下部・下垂体は、自律神経を調節して身体の機能をコントロールしている脳の部位と近い位置にあります。そのため、女性ホルモンの分泌に関する指令をうまく出せなくなると、自律神経のコントロールまでも悪くなり、自律神経失調症の症状が現れます。自律神経失調症の主な症状は、倦怠感や食欲不振、発汗、不眠などです。

 

●更年期障害
閉経の前後約10年間を「更年期」といいます。更年期には、エストロゲンの分泌が低下するため、自律神経失調症の症状が現れる可能性があります。更年期によるエストロゲンの低下に伴って起こる自律神経失調症が「更年期障害」です。

 

●ニキビ
女性ホルモンの分泌が低下すると、男性ホルモンの分泌が過剰になります。男性ホルモンには、皮脂の分泌を促す働きがあるため、毛穴に皮脂が詰まってニキビができやすくなるのです。

 

 

エストロゲンを増やす方法

体の中でつくられるエストロゲンですが、エストロゲンを増やすことができる方法があるようです。いくつか紹介していきましょう。

 

●食品から増やす方法
大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンと似た働きをします。納豆や豆腐、味噌などほとんどの大豆製品に含まれているので、食事に取り入れやすいでしょう。また、イソフラボンを含む植物性エストロゲンのサプリが販売されているので、試してみてもよいかもしれません。

 

サプリに関しては、イソフラボンもほかの植物性エストロゲンも、摂取によってエストロゲン不足による症状の改善が期待できます。ただし、1日の摂取量を超えると体内のエストロゲンが多くなり、ホルモンバランスを崩す恐れがありますので注意しましょう。


●運動や睡眠などから増やす方法
エストロゲンは、次のような行動によって増やせる可能性があります。

 

・適度な運動
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を30分以上継続することで、エストロゲンが増える可能性があります。筋トレなどの無酸素運動よりも有酸素運動でしっかりと汗をかくように行うことが良いとされています。

 

・良質な睡眠
最低6時間以上の睡眠時間を確保しましょう。また、22~24時の間に眠りについたり、毎日同じ時間に起きたりすると効果的なようです。ストレスが溜まると睡眠に悪影響を及ぼすので、趣味の時間を楽しむなどストレスを溜めないようにしましょう。

 

・ときめく
心がときめくと、脳内神経物質のドーパミンが活性化し、同時にエストロゲンも活性化します。ときめきは、恋愛だけではなく映像作品を見たり読書したりしても感じることがあります。

 

 

まとめ

エストロゲンは、生理や妊娠、更年期までと様々な年代の女性が関わりのあるホルモンとなります。生理や更年期症状など気になる症状がある方は、一度産婦人科で相談してみると良いでしょう。女性らしさを作るために必要なホルモンですので、足りない方は増やす方法を試してみるといいかもしれないですね。


監修者:Yuko

看護大学卒業後、大学附属病院産婦人科病棟にて助産師として勤務、私立大学看護学部実習助手、市役所臨時職員を経てベビーカレンダーの記事執筆・監修に携わる。現在一児の子育て中。

 

 

 

 

 

◆体外受精・排卵日・生理周期・基礎体温に関連するQ&A

 

 

◆基礎体温に関連する体験談

第二子がなかなか授からず、基礎体温を毎日つけていました。三年間ほどつけました。 私の場合、寝起きの五分間で測ったのですが、上の子が夜中にちょくちょく起きていたせいか、結構グダグダな感じの二相になっていました。それでも一応自分なりにタイミング法を試していたのですが、奇しくも、自分では「唯一スルーしてしまった」と思っていた排卵の時に子供ができました。

ぽぽ   さん

約2年前結婚するって二人の間で決めてから子供がほしいと強く思うようになりました。 まだ働いていて以前友達に話してたら基礎体温を測っていくといいと教えてもらってずっと計測してました。そんななか膀胱炎になり治療する中生理がなかったり夕食後になると不調でした。思い切って産婦人科に行ったら妊娠3か月でびっくりでした。いつもいつもおこってばかりですが元気でいてくれる1歳の娘のままです

なみな  さん

自分の基礎体温の周期を知りたいと思って、結婚を機に軽い気持ちで毎朝測り始めたのですが、これがなかなか記録するのが面倒で、時間もなかったり・・・で、挫折してしまいました。そして、ドラッグストアで見つけた自動的に毎朝の体温を記録してグラフにしてくれる婦人体温計を買いました。これはおすすめ!あさ、寝ぼけまなこで体温を測ればいいだけで、自動的に記録してくれるので、ずぼらな私の強い味方でした。

あっちママ さん

 

その他の基礎体温に関連する体験談

その他の体験談

◆出産について助産師に相談しよう!(無料)

ベビーカレンダーでは助産師に相談ができます。知りたいことは助産師に質問してみましょう。会員登録は不要です。

2017/11/24


はじめての方へ

赤ちゃんの笑顔でいっぱいの毎日を。『ベビーカレンダー』は、赤ちゃんが毎日を笑顔で過ごせるような情報をお届けする、妊娠・出産・育児の情報サイトです。日めくりカレンダーを毎日めくるように、『ベビーカレンダー』を、ぜひ毎日ご活用ください。

ベビーカレンダー監修者はこちら

  • 天神先生
  • 三石先生
  • 池谷先生
  • 小枝先生
  • 松井先生
  • 太田先生

あなたも質問してみませんか?

ご投稿いただいた質問に、頼れる専門家が回答いたします。気になる悩みや疑問をお寄せください。