【妊活コラムVol.2】心と体も準備を ~妊活ヨガ~

この記事の監修者
監修者プロファイル

ライター渡邉雅代
NPO法人Fine認定ピア・カウンセラー

神奈川県生まれ。妊活ヨガセラピスト (全米ヨガアライアンスRYT200・NPO法人Fine認定ピア・カウンセラー)。不妊体験者を支援するNPO法人Fineスタッフ。妊活向けヨガ、不妊ピア・カウンセリングなど妊活の「心」と「体」の両面からサポートしている。

 

妊活ヨガイメージ

 

「妊活ヨガ」と聞いてどんなことを連想しましたか? 私は体が硬いから無理……と思われた方もいるかもしれませんが、大丈夫です。「心」と「体」を本来あるべき状態に戻して、一人ひとりが元々持っている妊娠する力を最大限引き出せるようにサポートしてゆくのが妊活ヨガです。さぁ自分らしい妊活が進められるように準備していきましょう。

 

 

「心」ストレスはためずに手放す

女性は家事や仕事で忙しく、また他人の気持ちも敏感に感じ取ってしまうため、知らず知らずのうちにストレスがたまりやすくなってしまいます。心の状態はデリケートな生理機能にも影響を与えます。

 

妊活ヨガでは休息するためのポーズを呼吸に合わせておこないます。ゆったりとした気持ちで、細く長く心地良い呼吸を繰り返していくと、だんだんリラックスしてきます。

 

ストレスを感じたら溜めずに手放し、ピュアな心の状態に戻してゆきましょう。

 

◎やってみましょう ~★呼吸の数を数える★~
・静かな場所で背骨を伸ばして目を閉じます
・吸う息と吐く息を数えることに集中します
・慣れてきたら吸う息と吐く息の長さを同じにして、しばらく続けましょう

 

※ポイントは心地良い呼吸を探します

 

頭は朝起きてから夜寝るまでの間、ものすごくたくさんのことを考え、常に忙しくしています。更に自分自身にこうでなくちゃいけない!と命令してしまうことはありませんか?


頭をからっぽにして「ただ呼吸の数を数える」これは一時的だとしても思考や役割から開放され、縛られない自由な自分を感じられるかもしれません。答えが出ないことを深く考えてしまいそうになったときにも試してみてくださいね。

 

「体」本来の状態に近づける

妊活ヨガ、体の部分で一番アプローチしたいところは腰回りです。生殖器の神経がつながる腰をいたわることは男女ともに大切です。

 

上半身と下半身をつなぐのが骨盤、骨盤の内側には大切な子宮や卵巣がありますが、「骨盤のゆがみ」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。「骨盤のゆがみ」は、骨盤自体がゆがむのではなく、普段の体の動かし方、例えば長時間のデスクワークや立っているときの体重のかけ方など、日常の癖が積み重なって、骨盤や体全体のゆがみとなってしまいます。

 

足や手の先の末端から呼吸に乗せてストレッチをおこない、腰や体のゆがみがなくなるよう、体を本来あるべき状態に近づけていきます。

 

◎やってみましょう ~★猫のポーズ★~
・両手両足を床につけます
・肩の真下に手首のしわ、腰の真下に膝がくるようにします(横から見たらテーブルのような恰好)
・息を吸いながら背骨を伸ばして胸を張り、首の後ろを長くして正面を見ます。
・息を吐きながら背骨を丸くし、首はリラックスしておへそをのぞきこみます。
・呼吸に合わせ、背骨一つひとつに意識を向けながらゆったりしたペースで10回ほど続けます。


※自分が猫になったように背骨をしなやかでリズミカルに動かすと背骨全体、腰がほぐれて体全体のめぐりが良くなります。

 

呼吸で体と心をつなぎ調和する

妊活ヨガで何より大切にしていただきたいことは「呼吸」です。

 

焦ったり、緊張するときに呼吸は浅く速くなりますよね。そんなときは深くゆっくりした呼吸をすると心が落ち着いてくるかもしれません。

 

心が落ち着いてくると、体の緊張もほぐれてきます。心の緊張状態によってギュッと固まっていた筋肉はリラックスするとゆるみ、血の流れがよくなります。酸素も全身くまなく届けられるため手足の冷えも改善されてゆきます。

 

体も心も自分が想像する以上にすごい力を持っているんです。その力を信じて、調和のとれた状態で赤ちゃんを迎える準備をしましょう。

 

 

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