抗精子抗体と不妊について
1人目の子どもがもうすぐ3歳になります。2人目を考えてから1年以上が過ぎたため、病院で不妊検査を受けました。その結果、抗精子抗体の数値が80と言われましたが、「それほど悪い数値でもないので、あまり心配しないように」とのことでした。先生は、「受精はしても、子宮内で卵が育たない」とおっしゃっていましたが、ネットで調べると「受精もしにくい」と書いてありました。実際のところ、抗精子抗体とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
抗精子抗体は、男性の精子を女性の体が異物と認めて抗原抗体反応を起こし、精子に対する抗体ができるという免疫学的反応によるものです。つまり、免疫学的な不妊の原因の1つであり、受精障害を起こします。頚管粘液、子宮・卵管分泌液、卵胞液などに移行した抗体が精子に結合して、精子の移動や受精能や卵子との結合を障害させます。しかし、抗体が検出されたからといって、すべてが不妊の原因になるわけではありません。抗体価が高い場合には、人工授精や体外受精をすすめられることもあるでしょう。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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