兄を遊びながら叩くクセをやめさせるには?
7歳と1歳7カ月の息子の母です。年が離れているので、兄は弟とよく遊んでくれます。ところが最近、弟が兄に対して暴力的になっているので、気になります。弟が生後10カ月くらいのとき、兄のほっぺを小さな手でペチペチ触るのがかわいかったらしく、私たちも兄もうれしそうに触らせてあげていました。しかし、弟は「ほっぺを叩くとお兄ちゃんとママが喜ぶ」と覚えたようで、ペチペチからバシバシという叩き方に変わり、最近では馬乗りになって、兄の顔や頭を激しく叩くようになりました。兄は小さなことでも笑ってしまう時期らしく、叩かれてもゲラゲラ笑い、叩かれ続けています。すると、弟はますます遊んでもらっていると感じるらしく、手加減せずに叩きます。兄には「叩かれたら笑わずに『ダメ』『痛い』と言って、やめさせなさい」と教えているのですが、どうしても笑ってしまうので、毎日のように叩かれています。弟にも「叩いてはダメ」と教えているのですが、なかなか直りません。最近は本気で痛いようで、兄が泣くこともしばしばです。どうすれば兄が笑うのをやめ、弟が叩くのをやめるのでしょうか? このままでは、叩くことを遊びと覚え、いずれは友だちを傷つけるのではと心配です。
お兄ちゃんが泣いてしまうほど痛いのなら、よほど強く叩かれているのでしょう。まずは、お母さんが叩こうとする弟の手を押さえて、「叩いてはダメ!」とはっきり制止してください。お兄ちゃんにも、「怖い顔で『叩くのはいけない』と言い、手を押さえるように」と教えてください。その分、兄弟で相撲ごっこやボール投げで遊ぶことを目指しましょう。はじめはお母さんも一緒に入り、兄弟でできる新しい遊びをつくっていくといいと思います。1歳7カ月になると自己主張が増えるため、親もお兄ちゃんも困ることが増えてきていると思います。ダメなことは泣いても騒いでも、どんなことをしてもダメなのです。「いけないこと」は、親が枠を決めて子どもに教えていきましょう。お母さんが心配しているように、弟が「叩く遊びが一番おもしろい」と感じてしまうのは、危険です。できるだけ早く、お母さんが中に入って止めるようにしましょう。