左右の太ももにできるしわの数が違います
生後3カ月の子の太ももにできているしわの数が左右で異なります。しわの数が違うと股関節脱臼の可能性があると聞いたことがあるのですが、一度受診して相談したほうがよいのでしょうか?
乳児の股関節脱臼の所見の1つとして、しわの左右差がありますが、それだけで診断されるものではありません。日本小児整形外科学会では、『乳児健診における股関節脱臼一次健診の手引き』が出されています。それによると、(1)股関節開排制限(股の開きが悪い)、(2)太もものしわの位置や数の左右差、(3)家族歴(血縁者に股関節の病気がある)、(4)女児、(5)骨盤位分娩、のうち(1)に当てはまる場合、また(2)(3)(4)(5)のうち2つ以上ある場合、二次検診を紹介することをすすめています。また、同学会では『先天性股関節脱臼予防パンフレット』も出されており、「あお向けでM字型開脚」となる寝かせ方や、「コアラ抱っこ」の抱き方がすすめられています。「先天性股関節脱臼予防パンフレット」で検索されるとインターネットで閲覧できますので、一度ご覧になってみてください。また、生後3~4カ月でお住まいの自治体から股関節脱臼の健診の案内がありますので、必ず受診してください。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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