2度流産しました。不育症の検査を受けたほうがいいですか?

2度流産しました。不育症の検査を受けたほうがいいですか?

2012年夏ごろに1回目の妊娠をしましたが、心拍が確認できず、稽留流産になりました。その後、2013年の1月に再度妊娠し、順調だったのですが、先日、妊娠18週目に突然破水し、病院についたころには胎児の足が出かかっていて、そのまま2度目の流産となりました。診断結果は「子宮頚管無力症」で、胎児側には見たところ問題はなかったそうです。腹痛を少々感じていましたが、流産するまで5時間程度しかかかっていません。妊婦健診で問題のあった項目はなく、2度目の妊娠のときは、初期胎児ドックを受け、超音波検査と母体血清マーカーで「異常なし」と出ていました。次の妊娠を考えているのですが、2度続けて流産したので、子宮頚管無力症以外の問題もあるのかと考えてしまいます。一度、不育症の検査をしたほうがいいのでしょうか?

専門家の回答

子宮頸管無力症は、明らかな子宮収縮など、他に原因がないのに子宮口が自然に開大し、流・早産してしまうものです。1回目の妊娠は、ごく初期の稽留流産のようですね。この流産は、原因は胎児側にあることがほとんどであり、2回目の流産とは別のものと考えてよいと思います。また、2回目の妊娠時の母体血清マーカーは、出生前診断のクアトロテストで施行される血中AFP、β-hCG、エストリオールなどの検査で、これらの測定と超音波検査によって、先天異常の出生前診断のスクリーニングをします。この検査は子宮頸管無力症の診断の検査ではありません。破水の原因となる感染のチェック、頻回の経膣超音波による子宮頸管長の測定などもおこないながら、妊娠12~16週くらいに子宮頸管の縫縮術を予定するとよいと思われます。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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