初潮が早いと子宮の老化も早くなるのでしょうか?
現在31歳です。今月から妊活を始めます。私は8月生まれで、初潮は9歳0カ月でした。あまりに早く初潮が来たので、母も驚いたそうです。中学生のころは生理痛がひどく、毎回貧血になるなど、大変でした。成人になった今も生理痛はありますが、薬をうまく使い、あまりひどいという印象はありません。生理は28日周期できっちり来ています。初潮が早いと子宮の老化も早くなり、胎児に異常が生じやすいということはありますか? 早く結婚して子どもを産みたかったのですが、仕事もあり、この年齢になってしまいました。偶然にも産婦人科のある小児の医療機関で働いているため、いろいろな情報が耳に入り、不安になっています。しかし、幸いなことに生理も順調に来ていますし、1年に1回受けている婦人科検診でも、今のところ異常は発見されていません。これから自分の体とうまくつきあっていきたいので、教えていただければ幸いです。
妊娠が可能な期間は、卵子の質と年齢が大きく関係します。子宮の老化も初潮の早さではなく、加齢が影響します。女性は200万個の卵子を持って誕生しますが、卵子は月経に関係なく月間約1,000個のペースで消失します。35歳ごろからは、卵子の質が低下するだけでなく、卵子の数も減少するようになります。40歳ごろになると卵子の老化が進み、染色体異常が増加します。そして、43歳以降は妊娠できる確率がかなり低くなります。したがって、年齢的には20歳前後から35歳ごろが妊娠適齢期と言えるでしょう。妊活中は規則正しい生活習慣、栄養バランスの良い食生活、十分な睡眠、適度な運動を心がけて、心身共にリラックスしてストレスを抱えないようにしましょう。