C型肝炎の場合、出産は帝王切開になりますか?

C型肝炎の場合、出産は帝王切開になりますか?

現在、妊娠17週です。検診時の血液検査で「HCV(C型肝炎ウイルス)陽性」と出て、精密検査の結果、「HCV核酸定量H6.3」と出ました。この結果の場合、帝王切開でないと出産できないのでしょうか?

専門家の回答

HCV核酸定量(HCV-RNA定量)は、C型肝炎ウイルス量の測定で病態の把握や治療後のモニタリングに有用なものです。HCV核酸定量値の上昇はウイルスの増殖が活発であること、下降は増殖が低下していることを意味します。
母子感染は、胎盤を通過しているときより、産道を通過しているときに多く発生されると推定されますが、感染率は約10%と比較的低いです。ウイルス量と母子感染率には正の相関があるため、危険度の高い妊婦では、帝王切開の方が胎児への感染率を低下させることができると言われています。したがって、帝王切開を選択することも考慮されますが、まだ不明な点が多いです。
HCV核酸定量が6.0以上の場合、ウイルス量としては高いと思いますが、母子感染例の約30%は、胎児が2~3歳になるころには血中ウイルスが自然に消失します。したがって、妊娠後期にもう一度再検査をして、分娩方法について医師によく相談されることをお勧めします。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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