分娩時の回旋異常は繰り返しますか?
先月、妊娠39週で第3子を経腟分娩で出産しましたが、回旋異常で顔が上向きのまま生まれてきました。第2子も同様の生まれ方をしたので、助産師さんから「第2子の出産時に、骨盤にくせがついたのではないか」と言われました。そうであれば、次に第4子を妊娠した場合、分娩時に再び回旋異常になる可能性が高いのでしょうか? なお第2子、第3子とも妊娠中の経過は順調で、トラブルは特にありませんでした。持病も特にありません。子どもは、もう1人くらいいてもいいなと思っています。次回の分娩時の回旋異常を防ぐためにできることはあるのでしょうか?
分娩時に顔が上向きになっている回旋異常を「後方後頭位」と呼び、全分娩の1~5%に生じています。多くは分娩時に自然に矯正され、自然分娩になります。産道の広さに対して胎児の頭が小さい場合に、生じやすいとされています。原因としては、広骨盤、骨盤の形状、軟産道弛緩、低体重児、微弱陣痛などが挙げられています。経腟分娩が可能になることが多いですが、分娩が著しく長引いたり、分娩の進行が止まってしまうリスクがある場合、帝王切開や吸引・鉗子分娩になることもあります。回旋異常は誰にでも生じる可能性があり、確たる予防方法はありません。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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