細菌性腟症には早産のリスクがありますか?

細菌性腟症には早産のリスクがありますか?

妊娠13週の妊婦です。本日、病院で細菌性腟症と診断され、よくあることだから心配しすぎないようにと言われました。とはいえ、細菌性腟症は早産のリスクがあるようで心配になりました。細菌性腟症は、治療しても早産になりやすいのでしょうか? 悪化させないための注意事項、治療後、再感染させないための予防法などはありますか?

専門家の回答

細菌性腟症は、外陰部や腟内の細菌が増殖することで生じることが多いです。妊婦の1.5~3%くらいに発症するとされていますが、自然に治癒することも、再発することもあります。妊娠中は腟内の自浄作用が上昇しますが、疲労やストレスなどで体の免疫機能が低下すると発症しやすくなります。排尿・排便時にトイレットペーパーで拭く際には、腟口を汚さないようにすること、性行為を控えることも予防につながります。腟内の菌が上行性感性を引き起こすと、子宮内感染が生じて絨毛膜羊膜炎の原因となります。すると、早産率が1.6~6.9倍に高まることがあります。したがって、細菌性腟症と診断された場合には、腟錠や内服薬で抗生物質を投与して治療します。すると、早産率を40%ほど減らせるという報告があります。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
専門家に無料で相談できます

自分だけではどうしても解決できない不安やお悩みは、助産師・管理栄養士などの専門家に個別相談してみませんか?


\ この記事にいいね!しよう /
現在ログインしていません。ログインしますか?
シェアする

育児に見ておきたい動画
もっと見る

ベビカレアプリ
新コーナー!

✨今すぐ✨
チェック →