臍帯血の保存は将来的にも有効ですか?

臍帯血の保存は将来的にも有効ですか?

第1子出産のときに、臍帯血を保存しました。現在第2子を妊娠中で、この子の臍帯血も保存しようと思っています。
とはいえ、最近ips細胞(人工多能性幹細胞)の研究が活発になっており、臍帯血の保存の必要性がなくなっているような気もします。ips細胞の活用が普及した場合(まだまだ先だと思いますが)、自分の臍帯血を保存しておくメリットはあるのでしょうか?

専門家の回答

ips(人工多能性幹、induced pluripotent stem)細胞は、自分の体細胞に遺伝子やたんぱく質などを加えて、分化する前の細胞に戻すことによって、あらゆる細胞へと分化できる(多能性を持つ)細胞にしたものです。しかも、自分の細胞なので拒絶反応のないオーダーメイド医療を行うことができる画期的な開発です。
ips細胞の臨床研究については、新薬研究開発の分野で活用されつつあるようですが、臨床応用については、ips細胞を使った再生医療が臨床研究として数年内に一部スタートする可能性があります。ただし、厚生労働省が治療法として認定するには、かなりの時間がかかるでしょう。
実用化への道筋は見えてきたものの、安全性の検証もまだ確立されておらず、色々な疾患に対しての一般的な実用化には何十年もかかりそうです。したがって、現時点ではお子さんの臍帯血保存も無駄ではないと考えます。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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