妊娠後に葉酸を摂取しても胎児の健康に貢献できますか？

葉酸は胎児の発育に重要な栄養素ですが、日本に住む妊婦さんは摂取量が不足しがちです。葉酸は、少なくとも妊娠の1カ月前から積極的に摂取することで、脳や脊柱に発生する先天性の癒合不全である「神経管閉鎖障害」を予防できることが確認されています。これにより、子どもの無脳症や二分脊椎症、口唇口蓋裂の発生を防ぎ、先天性心疾患の発生リスクを低減することも期待されています。今からでも遅くありませんので、市販の葉酸サプリメントを毎日0.4mgずつ摂取していきましょう。