血小板減少と診断され、心配です
現在、妊娠3カ月です。先日の初期血液検査で、血小板減少と診断されました。はじめは5万/μLだったそうですが、1週間後の検査では9万/μLに増加していました。上の子(1歳4カ月)の妊娠時は、18万/μLありました。このままでは、出産時にかなり心配です。日ごろの生活で、どのような注意が必要でしょうか。
血小板減少症は、自己免疫が関係して血小板の数が10万/μL以下となる出血性疾患です。この疾患をもつお母さんから生まれる新生児の約5割に血小板減少があり、分娩時に頭蓋内出血を起こして死亡することもあります。そのため、分娩前に胎児血小板を検査して、5万/μL以下なら帝王切開にします。また、経腟分娩が可能と診断されても、分娩時の出血が多かったり、止血しづらいこともあります。妊娠中は、貧血、血小板の数を検査して経過観察をし、場合によっては治療も必要となります。お母さん自身は出血しやすくなったかどうかなど、体の変化に気をつけてください。青あざがしょっちゅうできたり、鼻血や歯ぐきからの出血が止まりにくいなどの症状があるようなら、すぐに受診しましょう。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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