長女2歳「お母さんとしか寝ない」
長女は2歳まで、夜は私と2人で寝るのが習慣でした。それまでお父さんと夜2人だけで寝たのは、私が体調を崩したとき2回のみ。しかし、これから第2子を……と考えていたのもあり、「そろそろお父さんとも寝られるようになってほしいな」と思っていました。
けれど長女に、「今日はお父さんと寝てみようか」と言っても「やだっ!!」と断固拒否。お父さんのことも大好きなのに、長女が「お父さんと寝てみる」と言い出すことはなく、わが家の「お父さんと寝てみようキャンペーン」はなかなか進みませんでした。
「お父さんと寝てみよう」決行
やきもきしていたある日、夫が寝かしつけをした日に「今日は俺がここで寝るよ」と提案。私も「2回もお父さんと寝たことあるわけだし、朝まで起きずにいけば長女の自信になるかも」と思い、彼女の知らないところで「お父さんと寝てみようキャンペーン」を決行することに。
私は久しぶりにひとりで眠れる開放感を嚙みしめながら、朝までぐっすり眠らせてもらいました。翌朝、いつも長女は6時には起きるのに7時になっても1階から物音がしません。8時近くまで待って下の階へ降りてみると、2人はやっと起きてきたところでした。
夜通し泣いた長女
夫が妙にぐったりしているのでどうだったのか聞いてみると、「9回起きた……」とゲッソリとした表情。長女は私がいなくなったあとトイレに起き、私がいないことに気づくと泣き出したそうです。
夫は必死になだめましたが「嫌だ! お母さん!!」と聞かず、何とか寝かそうとする夫に「抱っこしてくれなきゃ寝ない!」と言って抱っこして、ずっと夫の肩で泣いていたそうです。寝たと思って置いてもしばらくするとまた「お母さんは!?」と泣いて起きるの繰り返しだったと話してくれました。
朝、長女に聞くと「お母さんと寝ると思ってたから……」と泣き出しました。勝手にお父さんと寝ることを決められてしまったのが、相当ショックだったようです。
いくら2歳とはいっても、きちんと事前に了解をとるべきでした。それ以来、長女が「いいよ」と言うまでお父さんと無理に寝かせることはしなくなりました。3歳になった長女はたまに気が向くと、「今日はお父さんと寝てもいいよ」と言ってきてくれます。
著者:水田真理/女性・塾講師。アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています