孫のことが好きすぎる義母
義母は初孫である娘たちのことが大好きで、離れて暮らしているにも関わらず、毎日のように私と夫が住むアパートに育児を手伝いに来てくれました。
初めての双子育児に疲れ果てていた私にとっては、義母の行動はとてもありがたく、感謝してもしきれないくらいです。そんな日が続いたある日、私は義母の驚く行動を見てしまったのです。
義母が娘たちに…
その日もいつものように、お昼ごはんを作って持ってきてくれた義母。義母に感謝して、昼食の準備をしているときです。廊下のほうから、義母と2歳になったばかりの娘たちが何やら話しているのが聞こえてきました。
私は昼食の準備が整ったので義母と娘たちを呼ぼうと近づいたとき、義母が娘たちに「お母さんって呼ぶのよ」と、一生懸命話しかけている様子を見てしまったのです。私がその様子を見てびっくりしていると、義母が「お母さんって呼ばせたいのよね」と笑顔で言っていて、背筋が凍る思いでした。
義母の一言に私はびっくりしてしまい、ドン引きしてしまいました。しかし、今まで育児を手伝ってくれて、娘たちに溢れんばかりの愛を注いでくれていた義母なので、きっと娘たちがかわいすぎてそのような行動をとってしまったのではないかと思います。
ただ、義母のことをお母さんと呼ばせるのは嫌なので、義母がいない間に私も娘たちに必死に「ばあばと呼ぶんだよ」と教えました。そのおかげか、現在小学4年生になった娘たちは義母のことをばあばと呼んでいます。これからも、義母とは温厚な関係を続けていきたいと思っています。
著者:みついみゆ/30代女性・主婦。2013年生まれの双子の女の子を育てるママ。現在は、保育士として働きながら、育児経験を元にした記事を執筆中。
イラスト:ぽん子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています