義実家の豪華な“カニ鍋”にモヤッと…
カニ鍋として食べる予定だったため、「解凍はそんなにしなくてもいいから」と聞き、てっきりすべて鍋に入れるのだと思っていました。
ところが実際には、凍ったままのカニが半分ほどそのまま食卓に並び、義母が「どんどん食べて!」と言い出したのです。さらに「息子やほかの人はあまりカニが好きじゃないから、嫁ちゃんがいっぱい食べてね!」と言われ、私は凍ったままのカニを食べ続けることになりました。
義両親に気を使ってはっきり言えず、「おいしいです!贅沢ですね!」と笑顔で答えながら、冷たいカニをぼりぼり、ジャリジャリ食べていたのを覚えています。本当は、せっかくの高級なカニを、きちんと解凍された柔らかい状態で味わいたかった……と、今でもふと思い出すことがあります。
当時はまだ子どもはいませんでしたが、今では2児のママになり、私も少し強くなりました! 年末になるたびに、「今なら自分の意見を伝えて、もっとおいしく食べられるのにな」と思い返してしまいます。
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当時は言えなかったひと言も、環境や立場が変わることで伝えられるようになったりしますよね。自分の気持ちを言葉にできるようになることも、関係を続けていくうえで大切なのかもしれませんね。
著者:村上さやか/30代 女性・主婦。2人育児に奮闘中のママ。毎日がバタバタ。
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)