意識過剰な初めての幼稚園ママ友付き合い
仲良し6人のママ友グループは当時全員が1人目の子どもの入園で、みな幼稚園ママの付き合いは初めてといった状態。最初は必要以上に敬った敬語で話したり、相手の子どもを褒めちぎったりと、妙に気をつかい過ぎていると感じるような関係でした。
ママ友付き合いは子どもの良好な幼稚園生活にも関わってくると思うからか、お互いに構え、肩に力が入り過ぎていたように感じます。当時を振り返り、中でも不思議なことになっていたなと思うのが、異常に高額な物のやりとりです。
お家訪問時にはおしゃれなお菓子を持参
例えば、よその家に遊びに行かせてもらうときに持参するお菓子。今では数百円のスーパーのお菓子を数点というラフなスタイルになりましたが、当時は輸入菓子やデパ-トのスイーツギフトコーナーにしか売っていないようなお菓子が、それぞれの家を行きかっていました。
初めての訪問の際にはそれなりの物を持っていくのがマナーなのかもしれませんが、週に2日も3日も遊ぶ仲になるとお土産代がバカになりません。なかなかそれをやめようと言い出す人がおらず、わが家も周りに合わせていました。徐々にお菓子の相場は下がりましたが、最初の1年ほどは経済的、労力的に結構きつかったです。
娘の誕生日プレゼントにびっくり
お土産の他にも、それぞれの誕生日にあげるプレゼントも異常に高額になっていました。私は幼稚園の子のプレゼントはかけても1,000円くらい、子どもが作った手作りの物でも良いくらいかなと、最初の1年は本当に気持ち程度の品しかあげていませんでした。
しかし、わが子の誕生日にみんながくれた品を見てびっくりしてしまいました。どれも3,000円はするような物ばかりだったのです。
プレゼントのレベルを上げるも負担増
娘はグループの中で誕生日が1番遅かったので、みんながどのような物をあげているのか知りませんでした。こんなにきちんとした物をやりとりしていたとはと、私は恥ずかしくなり、翌年からはきちんとした物をあげるようにしました。しかし、あげる相手が5人と、誕生日の頻度も多く、普段のお土産以上に負担を感じました。
ここにクリスマスやバレンタインのプレゼント準備も入ってくるので、やはりお互いに大変でした。自然に年々、値段は下がっていきました。4年目の今が、グループ内の相場は最安になっています。
著者:澤崎 凪/1男1女の母。4歳差の姉弟の子育てに奮闘しながら、自身の体験をもとにした子育て関係記事を執筆するママライター。その他、アパレル、地域情報関連記事も執筆中。
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。