車でおでかけ
息子が1歳ごろのこと。夫、私、息子の3人で、車で出かけることになりました。普段は私が息子をチャイルドシートに乗せているのですが、その日は私が外出の準備でバタバタしており、夫が息子を抱いて、先に車へ向かいました。
その数分後、私も出かける準備ができたため、夫と息子が乗っている車へ向かうことに。夫はすでに運転席に座っていたため、私は後部座席の、息子の隣へ座りました。
ベルトがゆるゆる
そして何気なく息子のほうへ目をやると、なんとチャイルドシートの肩ベルトや腰ベルトがゆるゆるの状態……。幸いまだ出発前だったので、私は「なんでこんなにベルトゆるゆるなの!? ちゃんと締めなきゃ危ないでしょ!」と夫に言いながら、ベルトをしっかり締めました。
すると夫は「すぐそこのスーパーまで行くだけだし、大丈夫でしょ」と、あまり気にしていない様子。夫は普段からあまり細かいことを気にしない性格ではありますが、あまりの危機感のなさに、私は怒りの気持ちでいっぱいになりました。
危機感のない夫
私は車が動き出したあとも、「いくら短距離でも事故に遭わないっていう保証はないんだから、これからは絶対ちゃんと締めてよ!」と夫に伝えました。夫も納得してくれたようだったので、私はひとまず安心していました。
しかし、その後も何度か夫が息子をチャイルドシートに乗せる機会があったのですが、毎回ベルトはゆるゆるの状態。もちろん私が必ずベルトの状態をチェックしていましたが、夫に注意しても、「え? ちゃんと締めたよ〜」とあまり深刻に考えていない様子でした。
まさかの出来事
しかしある日、いつものように3人で車に乗っていたときのこと。信号待ちをしている私たちの車に、後ろの車が追突してきたのです。追突といっても、相手は徐行でぶつかってきたので、少し車が接触しただけで済みました。
とはいえ、ある程度の衝撃を受けたので、夫は「〇〇(私の名前)がチャイルドシートのベルト締めてくれててよかったー!」と、ベルトの重要さにやっと気づいてくれたのです。
事故があってから夫は改心したようで、チャイルドシートのベルトをきっちり締めるようになりました。とはいえ私は心配なので、今でもこっそりベルトのチェックをしています。人の考え方や価値観は、自身が体験してみないと変わらないんだろうなと実感した出来事でした。
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著者:森井さやか
小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。