マネしたくなかったけど…
フランスでは買い物中、小さい子はカートに乗せてレジで購入する前のお菓子を与える親がほとんど。私は、次男をベビーシート付きのカートに乗せ、長男は歩かせて買い物をします。カートを止めると長男が商品で遊び始めるので、いつも事前にメモをした商品だけ超スピードで購入。
ある日、レジが混んでいて並んでいる間に、おなかをすかした長男がぐずってレジ前の商品で遊び始めました。私はマネしたくなかった行動ですが、購入前のお菓子を長男に与えることに。
夫の言い方にキレる私
日本では購入前の商品を食べるなんて考えられない行動なので、自分のしたことを後悔していました。そして、仕事から帰宅した夫にちらっと話すと「そんな行動はマネしたらダメ! だらしないじゃん!」と激怒。
そんな夫に私は、「毎回苦労して買い物して、今日だけどうしようもなくて後悔しているのにそんな言い方ない!」と逆ギレ。私は「普段子ども2人を連れて買い物に行くことがない夫には大変さが理解できないんだ」と思い、口論の末、夫に買い出しをさせることを提案しました。
夫婦で見つけた解決策
ある週末、2人の子どもを連れて買い出しから帰ってきた夫は、「今までこんな大変なことひとりで毎週やってたんだね。僕がいるときはできるだけ一緒に行くようにするから。ごめんね」と私に言ってくれたのです!
私は、夫が私の苦労を理解してくれたことはうれしかったのですが、夫から私に注意した内容は間違ってはいないと思ったのでお互い謝りあいました。そして、その日から夫婦で時間を見つけて一緒に買い物をするようになりました。
夫は普段仕事で家にいない分、幼い2人の子どもを連れて買い物をすることがどんなに大変かわからないのは当然だったと思います。しかし、私の気持ちなど気にせずに理想を言われても、納得できませんでした。夫に私の日常を実際に体験してもらったことで理解し合え、結果的に夫婦で一番いい方法を見つけられたことは良かったと思っています。
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監修/助産師 松田玲子
著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。