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「毎日してくれる!」仕事が忙しく子どもと関わる時間が持てないパパ…ある日をきっかけに大変身!?

仕事が忙しい夫は休日は息子と遊んでくれますが、平日は朝早く帰りが遅いため、息子との関わりがほとんどありません。限られた平日の時間でもできる育児を見つけて、夫がだんだんとイクメンになっていった経緯をお話しします。

平日は仕事が忙しいパパ

夫は平日は6時半ごろに家を出て、21時ごろに帰宅します。生後3カ月の息子は7時ごろに起床し、20時ごろには寝てしまいます。そのため、毎日寝顔を見て仕事へ行き、帰るとまた寝顔を見るという感じで、平日は夫と息子の関わる時間はほとんどありませんでした。

 

ですから、「休日はできるだけ関わりを持ちたい」と夫は息子と遊んでくれますが、平日はまったく関わりがない日々が続いていたのです。

 

ある日をきっかけに育児に関われるように

ある日、息子がなかなか寝付かず、普段の就寝時間の20時を過ぎてもパッチリ目を覚ましていました。普段通り夫が21時ごろに帰宅すると、息子がまだ起きていたので夫は喜んでいました。息子はいつも寝る前に絵本を読んであげると落ち着いて寝てくれるのですが、その日はなぜか私が絵本を読んでもなかなか寝付いてくれず……。

 

そこで夫が、「今日は自分が絵本を読んでみる」と言って読み聞かせ始めると、息子はニコニコと笑ってとても喜んでいたのです。しばらくすると息子は落ち着き、スーッと眠りにつきました。そして翌朝、息子はいつもの起床時間より早めの6時半に起きて夫のお見送りを一緒にすることができました。

 

忙しくても寝かしつけをしてくれる夫

自分の絵本の読み聞かせに喜んでくれたこと、寝かしつけができたこと、翌朝息子も一緒にお見送りをしてくれたことがうれしかったようで、夫はその日から息子と関わる時間を持つように努力してくれました。夜は仕事を早く終わらせるように頑張ってくれて、20時前には帰ってくるようになったのです。

 

息子もそれに応えるように、朝は夫が出勤する前に起き、夜は夫が帰宅してから寝るようになっていきました。その日から夫は帰宅すると真っ先に息子のところへ行き、自分の晩ごはんは後回しにしてでも、毎日絵本を読んで寝かしつけてくれるように!

 

 

毎日仕事で忙しい夫でしたが、この日をきっかけにさらなるイクメンに成長! まだまだ夫と息子の関わる時間は少ないですが、私にとっては仕事が忙しいなか、早く帰ろうと努力してくれていること、疲れているのに限られた時間のなかで息子と関わりを持とうとしてくれていることがとてもうれしいです。夫が絵本を読んで寝かしつけてくれるようになってから、息子も夫の読み聞かせを待つようになってきました。毎日ほんの少しの時間ですが、これからも家族だんらんの時間を大切にしていこうと思います。

 

イラスト/おんたま

監修/助産師REIKO


著者:塚田さき

0歳男児の母。普段は作業療法士として訪問看護ステーションで勤務、現在産休中。自身の体験をもとに、主に体験談を中心に執筆している。

 

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