1.子どもの紙おむつと着替え
まだ1歳の娘は紙おむつが必要です。紙おむつは搬送先の病院の売店でも購入できました。しかし救急車を呼んだのが夜だったため、医療スタッフも人数が少なく非常に忙しそうで、私も娘を預けて売店へ行く時間はありませんでした。
また、娘はけいれん後に嘔吐もしてしまいました。娘の場合、少量のため問題ありませんでしたが、もし大量に吐いていたら着替えが必要だったと思います。
2.モバイルバッテリー
病院に到着してから、私は自分のスマートフォンの充電が20%しかないことに気がつきました。バッテリーの残量が気になってしまい、家で息子といる夫とは必要最低限のやりとり以外は控えることに。
そのため、お互いの状況の連絡や、入院のためにそろえてほしいもの、荷物の受け取り方法などの詳しいやりとりができず、不便に感じました。
3.電子マネーの登録
このとき私は財布を忘れそうになりました。気が動転すると、普段持ち歩くものも忘れてしまうのだなと実感したのです。お財布を忘れてしまったときのために、スマホに電子マネーの登録があれば少しは安心できたなと思います。
救急車を呼ぶとき、私はパニック状態で病気の子どもを抱え、10分以内で自分たちにとって必要なものをそろえることは不可能でした。普段から病院用のバッグを用意し、必要最低限のものを入れて、緊急事態に備えておけばよかったと痛感しました。
※ほとんどの熱性けいれんは5分以内に自然におさまるため、けがしないよう安全な場所に寝かせ、吐いたときに息がつまらないよう体を横向きにしましょう。また、発作が始まった時刻や発作の様子を記録したり、動画で撮影したりすると、受診時に役立ちます。けいれんが5分以上続くようであれば、救急車などで病院に搬送することがすすめられ、また初めての熱性けいれんの場合は、救急外来などの医療機関を受診するとよいでしょう。判断に迷った場合は、かかりつけの小児科、または小児救急電話相談(#8000)に相談しましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:長谷川なぎ/女性・ライター。4回の体外受精の末、2021年に男女の双子を授かった、2児の母。営業事務やコールセンターのオペレーター、イベントスタッフ、工場ワークや物流会社での肉体労働など、学生時代からさまざまな職種を経験。現在は、多彩なジャンルでライターとして活動中。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています