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「くさっ!誰だよ!」私かも…。量の多さとニオイが悩み。学生時代は耐えるしかなかったけれど…

もともと学生時代から生理が重かった私。ひどい吐き気で学校を休むこともあるほどでした。社会人になると低用量ピルについて耳にするようになり、私は藁にもすがる思いで服用を開始。するとさまざまな変化が起きて……。

心ない言葉に傷ついた学生時代

初めて生理がきたのは中学生のころ。初潮すぐは生理特有の症状は出ていませんでしたが、高校生になると症状がひどくなったように感じました。

 

生理前から生理中にかけてのイライラや眠気、生理期間は吐き気やだるさ、腹痛もあり、特に経血量が多い2〜3日目は動けず学校を休むことも多かったです。また、経血量がとても多く、3日目までは日中でも長さ40cmの夜用ナプキンをつけるほどでした。そのため、学校では男子から「誰か生理?」と言われたり、理解のない父親からは「血のにおいがするから生理中は離れて」と言われたりすることも……。

 

とてもショックで、生理期間中はずっと学校を休む時期もありました。

 

「ピルを飲みたい」親に言うと

私が高校生のころです。同じクラスの子が生理痛の緩和のために低用量ピルを使っていることを知り、私も親に相談してみました。

 

しかし、親世代は「ピルは避妊のために飲むもの」という認識で、当時は理解が得られず……。それどころか当時彼氏がいたこともあり、性行為目当てで使うのではないかと疑われたのです。仕方なく、高校時代は痛み止めでなんとか乗り越えました。

 

社会人になって婦人科へ行くと…

社会人になってからは、自分でお金を稼いで自由に使えるようになり、婦人科を受診し、医師に相談のうえ低用量ピルの服用を開始。

 

新卒で給料が安い中で痛い出費でしたが服用を始めた次の月の生理から効果を実感でき、本当によかったです。経血量は大幅に減り、普通の昼用ナプキンで事足りるようになったので、仕事中も血の臭いや経血漏れを気にせずに過ごせるようになりました。加えて個人的にうれしかったのが生理中のニキビや肌荒れが軽減されたことです。

 

生理中はただでさえイライラしやすい時期。そんな時期に顔や背中にニキビができて余計にイライラしていたのですがこれも改善されました。

 

ただ、飲み始めの2カ月程度は副作用で不正出血があったり、吐き気や腹痛に悩まされて大変でした。低用量ピルを服用して2年以上になる現在では、副作用は治まり快適に過ごせています。

 

また、低用量ピルを飲み始めてから食欲増進とむくみに悩まされるようになりました。特に飲み始めのころは、半年間で8kgも太ってしまったのです。むくみもひどかったので、見た目ではもっと太った感覚がありました。危機感を抱き、ダイエットをして元の体重に戻すことができましたが、生理前になるといつも以上に食欲が増すので体重の管理だけはしっかりおこなうようにしています。

 

低用量ピル服用時に心がけていること

低用量ピルを服用するうえで気をつけているのが、毎日できるだけ同じ時間に服用することです。低用量ピルは1日でも服用をサボってしまうと効果が薄くなってしまうと言われました。そして2、3日飲み忘れると翌月まで服用ができなくなってしまうので、面倒に感じることもあります。

 

ズボラな私は、普段薬を飲み忘れることも多く、その都度、かかりつけの婦人科医に相談していました。今では必ず朝ごはんのあとに飲むようにしています。

 

低用量ピルは基本的に21日間の服薬をしたあと、7日間の休薬期間があるので、7日間は何も入っていない偽薬を飲むことになります。どうせ飲んでも飲まなくても変わらないと思って、偽薬を飲むのをサボっていたのですが案の定服薬開始期間になっても低用量ピルを飲み忘れたことがあるので、偽薬も同じように飲むほうが良いと学習しました。

 

※低用量ピルを飲み忘れた場合、飲み忘れの時期や期間によって対応が異なるため医師や薬剤師に相談しましょう。

 

 

学生時代から生理に悩まされてきた私。社会人になって低用量ピルを服薬することでずっと悩んできたことが解決しました。低用量ピルは扱いが難しい、副作用がきついと思っていましたが、しっかりと医師の管理のもとで服薬すれば生理中の体調をラクにしてくれるありがたい存在です。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者/山中香菜

イラスト/アゲちゃん

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

 

 

 

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