女友だちと仲がいい彼
彼は、男女問わず友だちが多い人です。私にも男友だちはいますが、彼氏がいるときはたとえお茶でも2人きりでは出かけません。しかし彼は私と付き合っていても、女友だちと2人きりで出かけるタイプ。
そんなある日、彼が女友だちの話をしてくれました。その女友だちには彼氏がいるけれど、実はその人には婚約者がいるそうで、「もうすぐその彼女と同棲するから別れなきゃいけなくてつらい」と相談されたのだとか。
私はその話を聞き、「完全に次の彼氏として狙いを定められているな」と感じました。けれども、彼はまったく気づいていません。それどころか「かわいそうな子なんだ」とその女ともだちに同情までしています。私からすれば、本命がいる人と付き合っている時点で同情の余地なしですが、彼はどういう状況であれ恋愛でつらい思いをしていることには同情するのだそう。
私に隠さず話しているので、彼としては本当に相談を聞いているだけだったと思うのですが、それだけでは終わりませんでした。
彼に猛烈アピールをする女友だち
その女友だちは相談があると言って、何度か彼と会っていました。彼も最初は同情していたものの、だんだんと前ほど気に留めなくなっていきました。結局その女友だちは彼氏とは別れたそうですが、ある日大胆な行動に出ます。なんと彼に「あなたのことが好きになっちゃった」と告白したのです。
もちろん彼は「彼女がいるから」と断ってくれましたが、女友だちはあきらめません。私も含めて友人数人で出かけた際には、私の目の前で彼の腕をぎゅっと抱きしめたり、ずっとそばを離れず体を密着させたりと猛烈アピール。
彼はというと、彼女の行動を徹底して無視。「彼女がいると伝えても、付き合えないと断ってもあきらめてくれない相手には、無視が一番」というのが彼の考えでした。結果、数週間後にはその女友だちは新たな相手を見つたようで、彼には近づかなくなりました。
彼は、男女分け隔てなく友だちが多く、面倒見のいいタイプなので、その女友だち以外にも女性に関する悩みはいろいろありました。ただ、私と彼は長い交際期間を経て強い信頼関係を築いてきましたし、彼もはっきりと意思を示してくれるので乗り越えることができています。
著者/酒井菜摘
作画/しお
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