「水筒入ってなかったよ」にイラッ
休日に娘と夫が2人で出かけられるようになり、私は念願だったひとりきりの時間を謳歌し大満足だったのですが、だんだんと夫のある言葉が気になるようになりました。それが「水筒が入ってなかったよ」というひと言。
そのときによってタオルだったり、お菓子だったりしますが、「○○なかったよ」や「○○入ってなかったからコンビニで買った」と言われるたびに内心イライラしていました。
何で私が準備しているんだ?
まだ1歳半の娘はおむつも必要で、着替えも必要。アレルギーがあるのでお菓子やお昼ごはんなどの食べるものも用意して行かなければならず、水筒の準備もあります。最初こそ、夫が娘とのおでかけに慣れていないだろうと思い私が準備をしていましたが、何度かおでかけをしていれば、その際に必要なものは夫自身がわかってくるはずです。
「どうして夫が娘と遊んでくるのに、私が準備しなければいけないんだ?」と思い、それに追い打ちをかける「○○入ってなかったよ」の言葉に小さいイライラが溜まっていきました。
夫が当事者意識を持つための言葉
しかし「あなたが準備してよ」と面と向かって言うと衝突しそうだと思った私は、言葉かけで夫の意識改革を試みてみることに。例えば私が準備をしたときには「最終確認お願いね」と最終チェックを任せたり、私が準備する前に「もう準備は終わっている? 私やることある?」と夫が準備をする前提で声をかけてみたりしました。
また、「○○入ってなかったよ」と言われたときには、「え? 確認していかなかったの? ごめん私もチェックしていなかった」などと返すように。できるだけ明るく、嫌みにならないように心がけました。その結果、夫の当事者意識が強くなり、見事「○○入ってなかったよ」が、「○○持って行くの忘れちゃった」に変わりました。
2カ月も経てば、夫はおでかけの準備を完璧にできるようになっていました。イライラした気持ちを伝えたら、もしかしたらお互い嫌な気持ちになっていたかもしれません。徐々に言葉を変えていくことで円満に夫へのイライラを解消できました。
著者:山口花/女性・ライター。2017年生まれの女の子と、2021年生まれの男の子のママ。夫の地元で個性的な人たちに囲まれながら育児しつつ、教育系ライターとして活動中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています