午前中は順調だった
久々のおでかけということで、娘たちだけではなく、私たち親もとても楽しみにしていました。ドライブして公園へ行き、ランチを食べたあとは鍾乳洞に行くというプラン。
滑り出しは好調で渋滞もなく、最初の目的地である自然公園につきました。その辺りでは有名な規模が大きい公園で子どもたちはハッスルし、お昼過ぎまで楽しく遊びました。
夫婦喧嘩が勃発!
おなかも空いたので、調べておいたレストランへ行くことに。子どもたちは疲れと空腹もあり、かなりうるさくしていて、夫は怒りを募らせていました。そしてイライラしていた夫は、ナビの入力に手間取るというちょっとしたミスをした私に怒鳴ったのです。八つ当たりもいいところ!
その場で言い返すことはしませんでしたが、お昼を食べている間も私はふてくされていました。そんな態度をみて夫は車に戻るや否や「いつまで怒っているの。しつこいよ」と言い放ちました。そこから夫婦喧嘩勃発です。
車内が嫌な空気に
子どもたちが見ていることはわかっていましたが、私たちは言い合いを止められず、車中の子どもたちはうつむいてしまいました。楽しい旅行を私たち親がこんな空気にしてしまうとは……と、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
本当はまだ夫に対して言いたいことがたくさんありましたが、次の目的地である鍾乳洞に着いた時点で気持ちを切り替えよう、子どもたちが楽しめるよう明るく振る舞おうと心に決め、何ごともなかったように振る舞うことに。すると子どもたちは不安な顔から一転、笑顔に戻ってくれました。
子どもの前で仲直り
子どもたちには、喧嘩をしたら「ごめんね」と伝え、仲直りしようねと教えています。私は喧嘩をしてしまったあとに仲直りするところを見せるのも大事かなと思い、子どもたちの前で夫に「怒りすぎちゃってごめん」と謝りました。
すると、夫も私に「八つ当たりしてごめん」と謝ってくれたのです。そして、子どもたちにも「喧嘩をしてしまってごめんなさい」と伝えたところ、「いいよー」と許してくれました。
子どもたちの前で夫婦喧嘩をして怖がらせてしまい、本当に申し訳ないことをしてしまいました。しかし、子どもたちの前でちゃんとお互い謝り、仲直りできことは良いことだったかなと。これからも悪いと思うことをしてしまったらきちんと謝れる親でいたいと思います。
著者:小川恵子/女性・主婦。8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
作画:Michika
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています