初めての登園の翌日に熱
初めての登園日、家では帽子やリュックを身につけて娘たちはニコニコでした。しかし、園に着くと、笑顔が引きつっていく長女と不安な顔の次女。2時間だけの慣らし保育だったのですが、次女は終始泣いていたようです。
長女は泣かずに過ごせていましたが、帰宅後、緊張の糸が切れたように私に八つ当たりしてはイヤイヤの連続でした。翌日はさっそく次女が発熱。感染症対策のため、長女も一緒に園を休むことになりました。その月は、慣らし保育に行っては風邪を引いて2日ほど休む、の繰り返しでした。
水分もとらない次女
娘たちは3回目の登園日の朝からしばらく、泣いて登園するようになりました。頑張っている娘たちの様子を見てつらい気持ちになりましたが、早く慣れてもらうために登園させました。次女は登園当初から朝のおやつや牛乳はもちろん、給食も泣いて口にしなかったそうです。
園の先生たちが次女のために、特別にストローを用意してくれましたが飲まず、抱っこしてもらわないとひたすら泣いていたようでした。朝起きてから泣いて何も口にせず、園でも水分をとろうとしないためなのか、園で熱が出た日もありました。
対策として
私はさすがに次女に水分だけでもとってほしいと考え、5日間の慣らし保育後には、家で使っているマグにお茶を入れて持参し、先生に預けました。すると次女は園で少しずつマグのお茶が飲めるように。しかし次女は給食をまだ口にしなかったため、慣らし保育をその月いっぱいまで、残りの1週間を長女とともに延長させました。
翌月になると、ようやく娘たちは朝から泣き始めることが少なくなりました。そして中旬ごろになると、次女は園でおやつや給食を食べられるようになり、マグの持参も終了し、後半からは16時半まで預けられるように。
娘たちは園生活にすぐ慣れるだろうと思っていた私は、登園させてみて「甘かった!」と何度も思いました。娘たちが朝起きてからずっと泣き、園での2時間、次女は何も口にせず帰宅し、風邪もたくさん引いて……。つらい思いをさせている私をきっと娘たちにしてみれば、鬼のような存在に思えたかもしれません。
それでも最終的に園に慣れた娘たち。子どもの順応性の高さに驚かされました。新しい環境に慣れて頑張っている娘たちに感謝しています!
著者:北川さくら/30代女性。2018年生まれの男の子、2019年生まれの双子の女の子を子育て中のママ。幼稚園を2年、認定こども園を2年の勤務経験あり。自身の経験をもとに妊娠、出産、育児の体験談を執筆している。
イラスト:ちひろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています