消えた100万円
共働きのわが家では、夫と私がそれぞれ毎月決まった金額を夫婦共有の口座に入金し、これを生活費に充てていました。結婚して2年が経ち、そろそろ賃貸ではなく持ち家が欲しいと考えていた私たちは、住宅ローンを組んで新築マンションを購入。
これからローンの返済でお金が必要になるというときに、私は夫婦共有の口座から100万円以上のお金が消えていることに気付きました。不思議に思って夫に尋ねると、「この100万円は自分(夫)のお金だ」という理由で夫が無断で引き出し使ったとのこと。まず、100万円が夫のお金だという主張が私には理解不能です。100万円の用途を夫に尋ねても答えは返ってこず、私はさらにイラッとしました。
夫婦共有の財産から借金を重ねる夫
ある日、「クレジットカードの返済ができないから、共有財産からお金を貸してほしい」と言い出す夫。次の給料日には耳をそろえて全額返金することと、もう2度と共有財産から勝手にお金を引き出さないことを夫に約束させ、私は仕方なく要求を呑むことに。
ところがその翌日、今度は無断で共有財産からお金が引き抜かれていました。子どもが生まれて2週間も経たない時期に起きたこの出来事に、私は怒りを通り越して呆れてしまいました。
それでも高額な買い物を続ける夫
子どもが生まれてからも、夫の物欲は止まりません。新しいロードバイクや自動車、木製の机など次々に高額な買い物を続ける夫。私たち夫婦には住宅ローンの返済もあるし、子どもの教育資金も必要です。
家を買ったり子どもが生まれたりしたら、普通はもっと家族の将来のことを考えるようになるものだと私は思っていましたが、どうやら夫と私の考え方は異なるようです。
「自分が稼いだお金だから自由に使いたい」「仕事でストレスを抱えているのだから、自分へのご褒美が欲しい」という夫の気持ちもわからなくはありませんが、夫に散財されては生活が成り立ちません。私と夫はお金の話し合いを重ね、毎月一定額を生活費として私名義の口座に入金することを決め、家計をやりくりしています。
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著者:武田 ゆうか
2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。