私のことが大好きな姉妹
その姉妹はまったく人見知りをしない子たちで、2人とも誰にでも自分から話しかけに行くタイプ。そのなかでも私は特に気に入られていて、よく「○○(娘)ちゃんママ! 抱っこ!」と言ってきてくれました。
妊娠がわかってからしばらくはつわりなどで体調も悪かったので、公園に遊びに行きませんでした。安定期に入って体調が落ち着き、久しぶりに公園行くとその姉妹とママがいて、「久しぶり~」と言いながら遊び始めました。
私に抱っこをせがむ姉妹
そのときすでにおなかが少し出てきていたので、相手のママも気付いて「あれ? 見ないと思ったらもしかして?」と言われ、「そうなんです~」と下の子の妊娠を打ち明けました。そしてしばらく仲良く遊んでいた子どもたちも遊びきって疲れてきたとき、娘が「お母さん疲れた~だっこ~」と言ってきました。
このときおなが大きくなってきて腰が痛かった私は、「お母さん腰がしんどいから座って抱っこならいいよ」と言ってベンチに座って娘を抱っこ。それを見た姉妹が、「あ!」という顔をして、「私も抱っこ!」と言ってきました。
抱っこしない私が悪いの?
私は娘と同じように「座って抱っこね」と言うと、姉妹は「やだ! 立って抱っこして!」と私によじ登ってきます。私はおなかをガードしつつ「おなかに赤ちゃんがいるから」と言うと、姉妹は余計にヒートアップし「やだー!! 抱っこでしょ!!」と泣き始めました。
そんな子どもたちを見ていたママが姉妹に近づいたので、「あ、止めてくれるかな」と思ったら衝撃的な言葉を言ったのです。「私が下の子を妊娠してたときは、普通に上の子を立って抱っこしてたけどねぇ」と。そう言い、「○○(娘)ちゃんママ、抱っこできないってさ」とあきれたような口調で姉妹をなだめ始めました。私は「ごめんね」と姉妹に言い、その後も少し遊んで帰宅。ただ帰宅後も彼女の発言にモヤモヤが残りました。
この発言の後もこの親子と時々公園で遊びましたが、モヤモヤする発言はこの1回きりで普段は気の合うママです。ただこの発言に彼女の素を見た気がして、深くは付き合わないようにしています。妊娠中は体がしんどい人もいると思うので、私自身は妊婦さんに気を使える人でいようと思っています。
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著者:山口花
田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。