「苦手なあの人が近づいてくる…」声が大きく派手なママから連絡先を求められた私。断れない理由とは？

娘の幼稚園が決定し、初めての登園日。同じクラスのママはどんな人が集まるのか気になってドキドキしていました。1学期までは母子同室で過ごす幼稚園のため、できるだけママたちと仲良くしたいと思っており……するとひときわ目立つママを発見。

 

そのママは赤髪のボブへアに、カラフルで珍しい柄の服を着ており、個性的なファッションをしていました。その個性的なママの子どもは、いつもパンダのキャラクターの服を着ている女の子だとわかり、親子そろって目立っていました。

 

その個性的なママは3人のきょうだいを子育て中で、幼稚園の事情に詳しい様子。他のママたちに比べて声が大きく、気が強そうに見えて怖い印象でした。人見知りで地味な私は、個性的なママと仲良くできる自信がなく……。

 

週2日ほどの登園でしたが、入園して1カ月が経ったころには私も娘も友だちができ始めてひと安心。幼稚園に慣れてきたとき、4月生まれの誕生会を幼稚園でしてもらえるということで、3歳になる娘がひとりでみんなの前に立つ出番がきました。

 

4月生まれの誕生会当日。娘はみんなの前に立ち、幼稚園から頂いた冠を被り、名前や好きな食べ物など、先生からのインタビューに答えて楽しそうにしていました。

 

そして誕生会が終わったあと、個性的なママに「誕生会の動画撮ったから送るね！ 連絡先教えて！」と突然話しかけられ、私はビックリ。自分の子どもの出番ではないにもかかわらず、誕生会の動画を撮ってくれたママに感謝し、連絡先を交換しました。

 

 

今では個性的なママを含め、ほかのママも子どもたちもみんな仲良くなり、幼稚園以外でも遊ぶようになりました。私は勝手にそのママのことを怖そうだと思っていました。しかし実際は子どもの名前をいち早く覚え、満遍なくいろいろな人に話しかけていて、気づかいじょうず！ そのママの気づかいとやさしさがクラスの雰囲気をよくしてくれていると実感しており、感謝しています。

 

著者：渡邊なつ／女性・主婦。4歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友だちがいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。

イラスト：しおん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています