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「ビールある?」「牛乳ないよ?」私は召使い!?新婚生活はモヤモヤが溜まる一方で

夫と憧れの新婚生活を楽しんでいたころ、あるとき、私は「夫の召使いなのではないか?」と思うことがありました。そう感じたワケとは……。

「ビールある?」「牛乳ないよ?」私は召使い!?新婚生活はモヤモヤが溜まる一方で

 

まるで召使い!?

私が夫と結婚してしばらくすると「まるで私は夫の召使いなのではないか?」と思うことがたびたびありました。

 

例えば、夫が「ビールある?」と言えば、私は「あるよ」と返事し、すぐに冷蔵庫からビールを出し、夫が「牛乳がないのだけど」と言えば、私は「じゃあ、今日帰りに買ってくるね」などのように、夫の発言に対して、すぐ私は行動を起こしていたからです。

 

もやもやがたまった結果

夫のことは好きだけれども、夫が発言したことに対して、すぐに私が行動し続けた結果、なんだか私は、違和感を覚えていました。まるで召使いになったような気分になっていたのです。

 

夫の発言に対して、私はすぐに行動を起こすのに、逆に私の発言に対して夫がすぐに行動することは、あまりないような気がする……。そう感じていた私は、もやもやが溜まる一方でした。

 

「こんなのまるで召使いみたい!」そう思った私は、あるとき、夫に私の気持ちを話してみることにしたのです。

 

夫の言い分とは?

話し合った結果、わかったことは、夫は、私のことを召使いのように使っているつもりは一切なく、ただ自分の思ったことを口にしているだけでした。夫の発言に対して、私が「行動しなきゃ」「なんとかしなきゃ」と思っていたのは、完全に私の思い込みだと言うこともわかりました。

 

夫が「ビールある?」と聞いたら、これは質問しているだけなので、私は「あるよ」もしくは「ないよ」のように、あるなしだけ答えればいいこと、「牛乳ないのだけど」と言われたら、「そうだね、ないね」と同意や共感をすればいいと気づいたのです。

 

 

モヤモヤしていた気持ちを夫と話し合うことで、私は自分の受け取り方やコミュニケーションスタイルの特徴にも気がつくことができました。すべて自分でやろうとするのではなく、相手は質問しているだけ、同意や共感を求めているだけということもあることを学びました。

 

著者/nanoka22

イラスト/かたくりこ

 

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