妊娠中も気遣ってくれたご近所さん
わが家は1年前に戸建てへ引っ越しました。その数カ月後に妊娠がわかったのですが、何かあったときのためにご近所さんには妊娠していることを報告していました。また、毎日あいさつするだけではなく、子どもたちもお世話になるだろうと思ってよく話すようにしていました。親切で気遣ってくれる方が多く、とても助かります。
私が住んでいる場所はご年配の方が多く、家の前で子どもたちを遊ばせていると、わざわざ外に出て声をかけてくれたりします。面倒見のよいおじいちゃんやおばあちゃんが多く、うれしかったのです。
私が臨月のときは「もうすぐ生まれるの?」、「頑張ってね!」など声をかけてくれました。上の子どもたちもご近所さんにすぐ懐き、たまにお菓子をもらったりするようないい環境で暮らしています。
産後、帰宅した日にすぐに駆けつけてくれた
やがて3人目を出産し退院すると、「赤ちゃんの声が聞こえたから」といってお隣に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんが来てくれました。「これからうるさくなってしまうかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします」と私が言うと、出産祝いをくださったのです。
それはお金だったのですが、なんと中身が1万円! 親族でもないのにこんな金額をもらうとは思っていなかったので驚きました。「お返しはいいからね!」と言われたものの、さすがにそのままにはできないと思い、後日菓子折りを持って伺いました。
ちょっと気疲れした「お返し」
半返しだと逆に気を遣われてしまうかなと思い、3,000円程度のお菓子を渡しました。「お返しはよかったのに!」と言われたものの、近所はご年配の方が多いので、私のことを話題に出されて変なことを言われても困る……という思いもあり、きちんとお返しをしました。
すると数日後、上の子どもたちにわざわざおもちゃを購入して持ってきてくれました。まさかそんなかたちでさらなるお返しをいただくと思っていなかったので、どうしよう……と対応に困ってしまいました。
さすがに何度もお互いにお返しをし合っているときりがないので、おもちゃをもらったときは「ありがとうございます」と子どもたちとお礼を言いに行って終わりにしました。こんなかたちで何度もご近所さんからお祝いをいただくとは思っていなかったので驚きました。本当にやさしい方でご近所付き合いは大切なので、今後も仲良くさせてもらおうと思っています。
著者:永田真結/女性・主婦。4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠や出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています