みさきさんは、後輩のワキガ冤罪(えんざい)事件を機に、本格的に汗や皮膚の仕組みを勉強。自分の対策のためにも研修で予防策を伝えるにも必要だと思ったのです。
その結果、においの発生には、2種類の汗腺からの発汗が要因となっていることを知りました。ただ、あくまでも「防止」のため、やることは増える一方でした。
気付いてしまった!







におい対策に追われる生活も、もう20年……。ある日私は、はたと気が付きました。「こんな生活、いつまで続くの?」と……。そして、「治療=手術」を受けると決意したのです。
ただ、問題はダウンタイム(と費用)。夫には自分のワキガのことは秘密にしていたのですが、この際思い切って相談してみることに。「自分が気になるならやってみたら?」と快く賛成してくれました。こうして、クリニックを予約したのです。
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におい対策生活も、もう20年。みさきさんが手術を決意する気持ちも痛いほどわかります。長年悩み続けてきた分、その一歩を踏み出す勇気は並大抵のものではありませんよね。ただ、夫に隠して実行するのは現実的に難しいこと。たとえ恋人や配偶者であっても打ち明けにくいデリケートな問題ですが、最終的にパートナーが理解し、支えてくれたのは本当に救いでしたね。
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すがのみさき