そんなある日、キリ子さんはギックリ腰になってしまいます。痛さで動けないため、夫にマリちゃんの朝ごはんを出すようお願いしますが、夫はキリ子さんの言葉をそのまま受け取り、白ご飯だけを用意。
自分で考えることなく言われたことしかしない夫に、キリ子さんはイライラをぶつけるも、夫からは「伝えないほうに非がある」と返されてしまいます。
朝ごはんを終えた夫に、今度はお昼ごはん用のパンと、夜ごはん用のカレーの食材を買ってきてもらうことにしたキリ子さん。買い物のために家を出た夫は、産後からずっとピリピリしているキリ子さんに対して「昔はあんな感じじゃなかったのに」「娘が生まれてからずっと怖い顔してる」と複雑な気持ちで振り返りつつ、スーパーへ到着。
なんとかキリ子さんに機嫌を直してもらうためにも、夕飯はおいしいカレーを作ろうと意気込み、何かを忘れている気がしつつも、そのまま店内へと入りました。
なんで?指示待ち夫の行動に呆然








一方のキリ子さんは、いるはずのないマリちゃんの声で目を覚まします。
「マリちゃんを連れて行って」という指示がなかったため、夫はひとりで買い物へと出かけてしまったのです。
まさか、病人に3歳の娘の世話をさせると思っていなかったキリ子さんは
「まさかここまでとは……言われないとわかんないかな?」
いら立ちやしんどさを感じながらも、ただただ夫が早く帰ってくることを祈るのでした。
▼動けないキリ子さんを置いて、イヤイヤ期まっただ中のマリちゃんを連れずに買い物へ行ってしまった夫。言われていないから、という理由だけで行動してしまうその姿は、“相手の状況を想像する”という大切な視点が欠けていたと言わざるを得ません。
夫には、キリ子さんの立場に立ち、どう行動すれば良いか、もう少し想像して欲しかったですね。
夫婦で暮らしていれば、すれ違いやいら立ちが生まれるのは当然のこと。でも思いやりと、互いを支えようとする姿勢があれば、状況はきっと良い方向へ変えていけます。言葉に頼るだけでなく、相手の立場を想像して動く――そんな小さな心がけが、家庭の空気を穏やかにしてくれるのかもしれません。
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ツムママ