娘の小学校で見つけた懐かしい顔
卒園してから数年後、娘たちが通う小学校のイベントに参加したときのこと。
同級生の保護者たちと話していたとき、ふと見覚えのある顔が目に入りました。
「えっ、Aくんママじゃない!?」
思わず声が弾みました。保育園時代、娘と同じクラスだったお友だちのママだったのです。
しかしその瞬間、周囲のママ友たちが一瞬顔を見合わせ、「……あ、気づいちゃった?」と意味深に反応。
「どういうこと?」と尋ねると、思いもしない事実が飛び出してきました。
保育園時代のママ友が実は…
「実はね、Aくんママ、この小学校の先生なの。しかも、うちの子の担任なんだよ!」
まさかの展開に「えぇーっ!」と声を上げてしまいました。
どうやらAくんママは、自宅から学校が近いため、職業が教師であるということを保育園ではあまり公にしていなかったようなのです。
教えてくれたママ友の話では、個人面談に行ったら教室にAくんママがいて、「うちの子の担任がAくんママ!?」と驚いたとのこと。
まさかの「保育園時代のママ友が先生だった」なんて、まるでドラマのような偶然に、私も思わず笑ってしまいました。
あのころ、園の行事で一緒に準備や係活動していたママ友が、普段は立派な先生として子どもたちを見守っている。その姿を思い浮かべると、なんだか不思議で、そして少し誇らしい気持ちになりました。
子どもの成長とともに、親の世界もつながり方が変わっていくもの。“ママ友”から“先生”という新しい関係に、時の流れを感じた出来事でした。
著者:原口さくら/30代女性・主婦。3姉妹を育てる兼業主婦。好きな家事は料理。夫が多忙で毎日ワンオペ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
※AI生成画像を使用しています