297人のパパやママに「妊娠中の顔つき」と「赤ちゃんの性別」の関係について、アンケート調査を実施しました。
妊娠中、顔つきがきつくなったママの6割が男の子を出産

297人を対象におこなったアンケートで、「妊娠中に顔つきがきつくなった(きつくなったと言われた)」と答えたママは83人。そのうち、男の子を出産したのは50人(60%)でした。ジンクス通りの性別の赤ちゃんを産んだママが半分よりもやや多いものの、圧倒的な差があるとは言えない結果です。
妊娠中、顔つきがやさしくなったママの6割が女の子を出産

一方、「妊娠中に顔つきがやさしくなった(やさしくなったと言われた)」と答えたママ214人のうち、女の子を出産したのは125人(58%)でした。男の子同様、ジンクス通りだったママは全体の6割程度。いずれも、ジンクス通りになったケースがやや多い傾向は見られましたが、統計的には偶然の範囲内と言える結果でした。
ママたちの体験談
アンケートには、「たしかにあたっていた!」という声や「まったく違った」という声など、さまざまな体験談が寄せられました。その一部をご紹介します。
▶︎あたっていた人
・夫がすぐに「女の子だね」と言うほど顔つきがやさしくなったそうです。(ちーさん)
・自分の写真を見ると表情がやわらかくなったと思います。つり目でしたが目がとろんとした印象です。(みーさん)
・妊娠に気づいてから毎日鏡で自分の顔をチェックしていました。 たしかに、妊娠初期に顔つきがいきなりきつくなりました! でも中期くらいには通常に戻りました(まめさん)
▶︎あたらなかった人
・顔はあまり変わらなかったけれど、性格がシャープになった気がします。(ぺーさん)
・妊娠前は目付きが悪いこともありキツい印象を与えがちでしたが、太ったという意味もあるのかやさしい雰囲気になったと言われました。たしかにそんな気もします。でも赤ちゃんは男の子でした。(さきさん)
・男の子だと思う!と友人にも言われるほど、顔が変わっていたようですが、赤ちゃんは女の子でした!(ゆずゆずさん)
妊娠中のママの顔つきと赤ちゃんの性別に関係はある? 医師の見解は?
医学的に見て、この「顔つきジンクス」は本当にあり得るのでしょうか? 三鷹レディースクリニック院長・産婦人科医の天神尚子氏にお話をうかがいました。
妊娠中はホルモンバランスの変化によって、肌の状態や表情筋の動かし方、むくみや血流などが変化します。そのため「顔つきが変わった」と感じることがありますが、それは体内のホルモン(主にエストロゲンやプロゲステロン)の影響によるもので、赤ちゃんの性別とは関係がありません。
このようなジンクスは、おなかの赤ちゃんの誕生を楽しみに待つ気持ちはもちろん、妊娠中に変化していくママの姿をあたたかく見守る気持ちから生まれたのかもしれませんね。
医学的根拠はないものの、赤ちゃんの性別を考える時間は、妊娠期の楽しみのひとつ。体調や気持ちが不安定になりやすい時期だからこそ、こうしたジンクスをきっかけにパートナーや家族と笑い合うことで、少し気持ちがラクになるのかもしれません。
妊娠や出産、育児の領域には、いまだ科学的に説明できないことや、古くから途絶えることなく語り継がれてきた「言い伝え」が数多く存在します。ベビーカレンダーでは、日常の中にある小さな疑問や思わず誰かに話したくなるようなテーマをきっかけに、ママやパパをはじめとする子育て当事者の方々が楽しみながら知識を深められるように、そして、それが社会全体の妊娠・出産・子育てへの理解を広げる一助となることを目指しています。
今後も、リアルな声と専門家の視点をもとに、子育てに関わるすべての人が笑顔になれる情報を発信してまいります。
■調査概要
調査タイトル:「噂の真相」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年9月9日(火)〜9月17日(水)
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方
調査条件:1人以上お子様がいらっしゃる方 297人