防犯カメラがとらえた真実とは
昨年、マンションの駐輪場に向かうと、愛用の電動自転車のチャイルドシートが無惨に壊されているのを見つけました。毎日の子どもの送迎に欠かせない相棒のような存在だったので、その光景を見た瞬間、頭が真っ白になり、その場に立ち尽くしてしまいました。本当にショックで、悲しい気持ちでいっぱいでした。
最初は「誰かがうっかりぶつけたのかな」と思おうとしましたが、やはり不安は拭えません。管理人さんに相談したところ、幸いにも防犯カメラの映像を確認できることになりました。
しかし、映像を確認するまでの間は、生きた心地がしませんでした。「もし誰かに悪意を持って壊されていたらどうしよう」「ご近所トラブルだったら怖いな」と、悪い想像ばかりが膨らみ、疑心暗鬼になってしまったのです。
実際の映像には、深夜に同じマンションの住人と思われる男性が、酔った様子で自転車に倒れ込む姿が映っていました。わざとではなかったとわかり、少しほっとしたものの、壊れた自転車を見るとやはり複雑な気持ちは残ります。その後、管理会社の方がすぐにその居住者を特定し、連絡をとってくださいました。親身になってスピーディーに対応してくれたことには、本当に感謝しています。
翌日、酔いが覚めて事情を知らされた男性は、すぐに謝罪に来てくださいました。ひたすら恐縮されており、その場で修理費の支払いも約束してくれたのです。誠実な対応を見て、私の強張っていた心も少しずつ解けていきました。防犯カメラのおかげで事実がはっきりし、トラブルが長引かずに済んでよかった、と心から思います。
この経験を通して、防犯カメラは犯人を見つけるだけでなく、「誰かに狙われたのかも」という不安から心を守ってくれるものなんだと実感しました。もし映像がなければ、ずっとモヤモヤした気持ちを引きずったまま、ご近所を疑って暮らしていたかもしれません。事実がはっきりわかることこそが、安心して暮らすために何より大切なのだと、身をもって感じた出来事でした。
著者:柴崎恵/30代女性/最近マイホームを建てた2児の母。趣味はお菓子作り。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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