思い切って上階の人に声をかけた結果
引っ越して間もないころ、上の階からドタドタと走り回るような音が夜遅くまで響き、毎晩眠れずにいました。「こんな時間まで元気だな……」と最初は我慢していましたが、連日続くと寝不足で、音に敏感になりイライラが募るばかり。
管理会社に相談しても「小さいお子さんがいるようですし」と曖昧な返事で取り合ってもらえず、「どうしてこちらが我慢しなきゃいけないの」と思いつつ、我慢を続けていました。
ある日、エレベーターで上階の女性とバッタリ遭遇したことがありました。
「今しかない!」と勇気を振り絞り、私は「夜の足音、もう少し静かにしていただけませんか……」と恐る恐る切り出しました。
すると「うちは夫婦2人暮らしですよ」とキョトンとした顔で言われ、私は衝撃を受けました。
驚いて一緒に確認してもらうと、原因はなんと屋上の老朽化した換気設備が風でガタガタ鳴っていたことだと判明。まさかの勘違いで、「お子さんがいると決めつけて申し訳ありません……!」と平謝りする結果に。女性も「わかってよかったですね」と笑ってくれましたが、穴があったら入りたい気持ちでした。
この出来事で、「音の正体を確かめる前に決めつけてはいけない」と身をもって知りました。もし、あのときエレベーターで会わずに管理会社に強く苦情を入れ続けていたら、険悪になっていたかもしれません。
騒音だと思っていたものが、実はまったく別の原因だった……。集合住宅では音の伝わり方も複雑で、思い込みが一番怖いと感じた経験でした。
あんなに悩まされた「ドタドタ音」はその後もちろん修理はされたのですが、原因がわかった途端、不思議と気にならなくなっていました。あのときの恥ずかしい思いは忘れませんが、まずは冷静になること、そして顔を合わせて話すことで誤解が解ける大切さを学んだ一件です。
著者:坂本有紗/30代女性/2児の母。パート勤務。趣味はお菓子作り。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※生成AI画像を使用しています
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