図々しいママ友に息子が放った言葉
ママ友とは送迎は代わりばんこにしようという約束でしたが、次第に一方的になり、私ばかりが車を出すようになっていきました。それとなくママ友に送迎が負担になっていると伝えても、「忙しい」「用事が入った」などと断られてしまい、結局いつも私が送迎していたのです。
ある日、ママ友親子と、他のママ友親子数組で集まって大人数で遊んでいたとき、大人たちで習い事の話になりました。すると息子が会話に入ってきて突然「いつもママがお迎えしてるのに、A太くんのママ(習い事の送迎をしてるママ友)はお菓子もくれないよね? B太くんのママはお菓子くれたのに」と言ったのです……!
その場は一瞬で静まり返り、ママ友は顔を真っ赤にして「今度からちゃんと渡すね」と苦笑い。実はこの日、B太くん親子を車で迎えに行っていたのですが、そのときに「少しだけどお礼ね」と言って、私たち親子にB太くんママがお菓子をくれていたのです。
その場は、他のママたちも笑って流してくれて収まりましたが、帰ってから息子には、お礼を伝えることは大事だけど、お菓子をもらえるのは当たり前じゃないこと、A太くんのママとB太くんのママを比べて、A太くんのママを傷つけたことなど、きちんと注意しました。
その後、私から改めてママ友に謝罪をしましたが、さすがにみんなの前で、子どもに突っ込まれたのが恥ずかしかったのか、習い事の送迎は自然と交代制に戻りました。子どもの無邪気な発言で恥をかかせてしまったことは申し訳なかったですが、私のモヤモヤをスッキリ解消してくれた出来事でもありました。相手に気を使いすぎて自分が疲れてしまうより、正直に伝える方が関係も長続きするのかもと、子どもの無邪気なひと言で気づかされました。
著者:吉田梨々香/30代・女性・会社員。2人の子どもを育てる母。
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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