持ってるだけで料理上手になれる!?書籍『ザ・シェフ三國の究極家庭おかず』とは?

超有名フランス料理シェフ・三國清三さんが、お馴染みのコックコート姿からシャツとエプロン姿に変身して「日本の家庭料理」に挑戦した書籍です。
レシピはシンプルですが、味は超一流。特別な調理器具は必要ないので、いつも献立に組み込みやすいものばかりです。
今回はその中から「煮込みハンバーグ」を作ってみました!
三國シェフ「煮込みハンバーグ」のレシピ

材料(2人分)
- きのこ(ほぐす)…150g
- バター(食塩不使用)…20g
- パセリ(みじん切り・好みで)…適量
ハンバーグ
【A】
- 合いびき肉…200g
- 玉ねぎ(みじん切り)…50g
- 卵…1個
- 塩…ふたつまみ
- ナツメグパウダー(好みで)…少々
・オリーブオイル…小さじ2
ソース
・赤ワイン…50ml
【B】
- 水…50ml
- トマトケチャップ…大さじ2
- 中濃ソース…大さじ1
- 塩…小さじ1/8
きのこはしめじを使ってみましたが、まいたけやエリンギなど好みで組み合わせてもいいそうです。
パセリは自宅にあった乾燥パセリで代用しました。
作り方①ハンバーグのタネを作る

大きめのボウルにハンバーグの具材【A】を入れ、手早くこねます。

混ざったら指を立ててぐるぐる練り混ぜて、空気を含ませます。全体に粘りが出てきて、白っぽくなったらOK!
時間がある場合は、ラップをかけてタネを冷蔵庫で1〜2時間ほど冷やしましょう。冷やすことで、脂が締まり、肉汁が出にくくなります。
今回は時間がなかったため、スキップしました。

粘りが出たら2等分し、軽くキャッチボールをして空気を抜いて、楕円形に成形します。
筆者はうっかりまん丸にしてしまいましたが、みなさんは楕円形にしてくださいね。
作り方②ハンバーグを焼く

フライパンにオリーブオイルを熱し、強めの中火で両面を焼きます。この時に、フライパンの側面にハンバーグを沿わせるようにして形を整えるのがポイント。

焼き色がついたら返し、片面4分ずつを目安に焼きます。このあと煮込むため、この時点では中まで火が通ってなくてもOKです。
筆者は裏返す際、ハンバーグがよく崩れてしまうことがあるのですが、これは崩れにくい印象。とても焼きやすかったので、料理初心者さんでも挑戦しやすそうです!
作り方③ソースを作ってハンバーグを煮込む

ハンバーグを焼いた時に出た余分な脂を拭き取り、そこに赤ワインを加え、鍋底をこそげながら強火で煮詰めます。
赤ワインの量が1/3程度になるまで煮詰めたら、調味料【B】を加え、サッと混ぜ合わせます。
赤ワインは一瞬のうちに蒸発して量が減るので、加熱のしすぎには注意してくださいね。すぐに次の調味料を入れられるように準備しておくと安心です。

さらにきのこを入れ、蓋をして中火で5分ほど煮込みます。
焦げやすいので、フライパンをゆすりながら煮込むのがコツ。また、途中で何度か上下を返すようにしてください。

ハンバーグに竹串を刺して、透明な汁が出れば中まで火が通った合図です。
作り方④仕上げをして器に盛り付ける

最後に弱火にして、バターを加え、ソースにとろみがつくまで混ぜながら1分ほど煮込みます。器に盛り付けてパセリを散らしたら、完成!
【実食】反則級なおいしさの煮込みハンバーグ

難しく面倒なイメージの強い煮込みハンバーグですが、びっくりするくらい簡単に完成しました。
デミグラス缶を使っていないことを疑いたくなるレベルでコクたっぷり!しっかりと強火でハンバーグを焼いているので、香ばしさも感じられます。
とろみのあるソースは自然とハンバーグやきのこに絡み、一口食べたらもう止まることを知りません。

ハンバーグは肉肉しさがあり、食べ応え抜群!口の中に入れるとほろほろと崩れていき、玉ねぎのやさしい甘さを感じられます。
自宅で作ると焼く時に逃げてしまいがちな肉汁もしっかりと閉じ込められていて、高級レストランかのような仕上がり。
思わず2人分をぺろりと1人で平らげたくなりました。
このレシピ本の料理を全制覇したくなる!
煮込みハンバーグはどのレシピでも大体同じような仕上がりだろうと思っていましたが、それは大間違い。家族や友人を招いて振る舞いたくなるご馳走レシピでした!
みなさんも今夜の夕食にいかがでしょうか?