「若い彼女は最高」私を捨て会社の後輩に乗り換えた婚約者。しかし、後輩は彼に大嘘をついていて！？

私は、同僚であり恋人でもあった男性と婚約。しかし、彼は一向に入籍日を決めようとしませんでした。そして、しびれを切らした私が「両家顔合わせの日にちだけでも決めよう」と提案すると、彼は「俺のペースに合わせてくれないなら、結婚の話はなし」と言ってきたのです。

 

ただ、私はこのとき38歳で、子どもを産むことを考えると、不安が募るばかり。結婚式についても「どうする？」と聞くと、「もうアラフォーなんだから、ウェディングドレスを着るなんて恥ずかしいと思わない？ 君に恥をかかせないために、あえて厳しいことを言っているんだよ」とのこと。

 

私は彼に何も言い返すことができず、「わかった」と返事をしたのでした。

 

そんなある日のことです。会社に新人の女性・A子が入ってきました。すると、彼は「A子ちゃん、30歳なんだって！ 顔もかわいいし、あの子のドレス姿なら、みんなが見たいだろうな〜」と、私に言ってきたのです。

 

さらに翌日、仕事をしているとA子から「ちょっといいですか？」と呼ばれました。仕事の話かと思っていると、なんと「彼氏さんのこと、奪っちゃうと思います！」と宣言してきたのです。どうやら、A子と彼は私の知らないうちに、親密な関係になっていたよう。「えっ……」と戸惑っていると、A子は「では」と仕事に戻っていきました。

 

私も仕事に戻ろうとしたとき、同僚の女性から「今、A子さんと話してた？」と声をかけられました。そして、A子の年齢について驚きの情報を聞かされたのです。

それから数日後、残業を終えて会社から出ると、なんと彼とA子が私を待ち伏せしていました。

 

「君との結婚の話だけど、なかったことにしてくれ。俺はA子ちゃんと付き合うことにした。やっぱり若い彼女は最高だな」「君との結婚を先延ばしにしてよかったよ。俺にふさわしい若い女に出会えたんだから」と言う彼。A子も「悪く思わないでくださいね、おばさん！」と私を煽ってきて……。

 

我慢できなくなった私は、2人に向かって言いました。

 

「A子さんは私より年上でしょ！」

 

そう、実はA子の本当の年齢は40歳なのです。彼女は、自身の生年月日を知る人事部の社員以外には、30歳と偽った年齢を教えていたよう。ただ、そんな嘘はすぐにバレ、彼女の実年齢はすでに多くの社員が知っていたのでした。

 

彼は、「えっ、知らなかった。A子ちゃん、付き合う話はなかったことに……」と言い出す始末。A子は「そんなの許さない！ 30歳でも通用するルックスなんだから、何も問題ないでしょ！」と反論し、喧嘩が始まってしまい……。

 

言い争う2人を置いて、私は自宅に帰ったのでした。

 

その後、私は彼と正式に婚約破棄。年齢で女性を判断するような男性とは、結婚できません。

 

一方、私は彼とA子との騒動を同僚たちに話すつもりはなかったものの、彼の態度にブチギレたA子は、彼のひどい言動を同僚たちに暴露したうえで、会社を退職。彼は同僚たちの目に耐えることができず、ほどなくして転職していきました。

 

会社に残った私に対して、同僚たちはとてもやさしく接してくれ、「ウェディングドレスを着るのに、年齢なんて関係ない！」と言ってくれる人も。次は誠実な男性とお付き合いし、素敵な結婚式を挙げられるよう、婚活に励みたいと思います！

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

イラスト：わかまつまい子

 

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