シンプル極まりないアップルパイ

このレシピは、パイシートを製造販売なさっているニップンの公式サイトで見つけました。
りんごをそのまま使ううえ、砂糖もほんの少ししか使いません。この感じが素朴で、味わい深いのですよ。
ニップン公式「生りんごのかんたんアップルパイ」のレシピ

材料(1台分)
・パイシート(発酵バター入りパイシート 2枚入)…1枚
・りんご…1〜2個
・バター…15g
・グラニュー糖…小さじ3
これだけ?と言いたくなるくらい少ない材料ですね。

パイシートは、ニップンさんの発酵バター入りを見つけることが出来ましたが、ハーフサイズのものだったため、これを2枚使います。
りんごは紅玉っぽい?と感じた外国産の小ぶりのものを用意したので、3〜4個必要かな、と思われます。
作り方①パイシートを準備する

パイシートを解凍し、パイ皿にピッタリと貼り付け、余分な部分はカットして丸く成形するようなのですが、適当なパイ皿を持っていませんでした。
そして、カットするのも何だかもったいない気がするので、今回は天板の上に直接のせて、四角いまま焼くことにします(貧乏性)。
作り方②パイシートの上にりんごをのせる

りんごはよく洗い、皮と芯をとって3mmくらいの薄切りにします。
パイシートの上にりんごを隙間なく敷き詰めましょう。重なっていたり、隙間があっても良いそうです。とても小さなりんごだったので、いい感じに3列になりました。並んでる姿が可愛い。
作り方③りんごにグラニュー糖とバターを散らす

グラニュー糖の半量を振りかけ、バターの半量も小さくちぎってのせましょう。

りんごをもう1段上に重ねて、残ったグラニュー糖とバターももう一度散らします。

その上にもう一段りんごを重ねましょう。3段重ねになりました。結局りんごは、4個使いました。
作り方④パイを焼く

200度に温めたオーブンで20〜30分焼き、底にも良い焼き色がついていると出来上がりです。30分後の写真です。りんごの焼き色はちょっと微妙。水分が足りない感じがします。

底の焼き色を確認しました。いい色になっています。これ以上焼くのはやばそうなので、ここでOKということにします。
罪悪感のないデザート

そうそう、これこれ、と膝を打ちました。パイ皮のサクサクした食感、りんごはうっすら火が入ってやわらかになっていて、焼くことで出てきた自然な甘みと酸味のバランスが絶妙です。
作為のないとても素直で素朴な味わいで、なぜこれが好きなのか思い出しました。食べても罪悪感がまるでないのですよ。アップルパイだけど、砂糖もバターもちょっとしか入ってないのだもの。
とはいえ、物足りなければ、エクストラバージンのメイプルシロップやはちみつを少しプラスしても良いし、バニラアイスを添えてもきっと最高です。
後からそんなふうにアレンジ出来るのも、ベースが究極にシンプルだから。そして、パイ皮の仕上がり具合が素晴らしいからこそ、このシンプルが成立します。冷凍パイシート、素晴らしいな。
※1歳未満の乳児にはちみつを与えることは、乳児ボツリヌス症感染の危険性があるため避けてください。
素材の味わいを生かしたデザート

甘さ控えめで、かなり大人仕様のアップルパイ。少しの砂糖とバターを加えることで、ギリギリのバランスに仕上がっているように思えます。
冷凍パイシートを常備して、思い立ったらいつでも作れるようにしておきたいと思いました。ハーフサイズでも十分だと思うと、もっと手軽に作れますね。
りんごは今や一年中手に入るし、他のフルーツを使ってみても良いのかも、と野望まで湧いてきます。とりあえず、旬の甘いフジ品種のりんごが手に入ったら、また作ってみるつもりです。
お客様をおもてなしする時にも、自宅で午後のおやつを楽しむ時にも、気軽に作れるアップルパイ、皆様も、ぜひ作ってみてくださいね。