「さぁ!食べて!」義父に手渡された皿には……!?
私は手伝いながら食事の準備をしていましたが、やっと座れるころには義父と夫は料理を食べ始めていました。私のことは後回しで男性が先に料理を食べるのが当たり前という雰囲気でした。さらに義父が肉料理を取り分けながら「男は体力が必要だから!」と笑いながら私には野菜ばかり盛られた皿を渡してきたのです。悪気はないのだろうと思いつつも私は自分だけが当然のようにサポート役になっている空気に強い違和感を覚えました。
その夜、夫に気持ちを伝えると夫は気づいていなかったようで驚いていました。そして、次回からは配膳を一緒にしてくれるようになり、義父にも自然と声を掛けてくれるようになり少しずつ空気が変わっていきました。
◇ ◇ ◇
私は我慢しすぎず夫に率直に気持ちを伝えることが大切だと感じました。義実家の習慣は長年のもので変わりにくいですが、夫が理解し行動してくれたことで私の気持ちはラクになりました。小さな不満でも共有することでお互いが歩み寄れると学びました。
著者:森田彩子/30代女性・会社員/ 小学生の娘を育てる母。現在は在宅中心の仕事をしながら家事と育児を両立。家族で散歩をすることが日々の楽しみ。
イラスト:さくら